昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

淳仁天皇陵後編-淳仁天皇ゆかりの地を訪ねる

以前、淡路島にある唯一の天皇陵、淳仁天皇陵のことを取り上げました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

天皇陵を紹介して終わり、なに、簡単なお仕事だというつもりで書き始めたつもりでした。しかし、この天皇陵、淡路島の伝承も重なりなかなか奥が深い。これが天皇陵です、はいそうですか・・・で終わるものではありませんでした。

 

今回は、淳仁天皇にちなんだ史跡を巡っていこうと思います。

 

 

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上海の地下鉄怪綺談

以前、こんな記事を書いたことがあります。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

中国ならではというか、とんでもない所に地下鉄の駅を作ったと、当時話題沸騰となりました。
その本文中に、「鬼站」(ゴーストステーション)ということを書きました。
「鬼」は中国語では「幽霊」という意味になり、「站」は駅のステーションです。
一時期話題になった中国の「鬼城」(ゴーストタウン)をもじって、文章を書いているノリで作った造語だったのですが、
試しに中国版Googleこと「百度」で「鬼站」をググって・・・じゃなくて「百度」してみると、なんだか面白い結果が。

 

 


あ、怖い話が好きじゃない人は、ここから先へは行かない方がいいです・・・(フフフ

 下の「続きを読む」をクリックしちゃいけません、絶対にダメです!

 

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うどん県のうどん行脚の旅-高松市内編

いつだったか、うどん県に本場の讃岐うどんを食べに行った記事を書きました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

書くまでもないと思いますが、「うどん県」は香川県のことですからね。
既にうどん県が全国規模の知名度になったか、本名の香川県という名前が忘れられそうな感がします。
そろそろ宅急便の住所に、「うどん県」って書いても届くのではないかというほど、浸透してしまっていますね。

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今や高速バスの行き先までこんな状態ですから(笑

 

で、記事を書いた後、地元の方と思われる方からいくつかコメントをいただきました。
前回は、晩飯もうどんにするかと日が暮れた後にうどん屋を探しても、すべて営業終了だったという失敗がありました。
そこからの反省と、現地の人からいただいた情報をまとめると、

・うどん屋は朝早い

・うどん県のうどん屋は、うどんのストックがなくなったら営業終了

・有名店は昼過ぎ、そうじゃない店も夕方には閉まる

・地元民おすすめの美味い店は、日曜定休日が多い

つまり、平日・土曜の午前中に食いまくれ!ということですね。わかりました、イエッサー。


コメントで見たうどん屋のキーワードは、どうやら「うどん県庁」
そこに美味い店が固まっているとのことで、非うどん県民にも目印となってわかりやすい、県庁周辺を攻めてみることにしました。

 

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BEのぶの語学論 第二章ー英語はEngrishを目指せ

外国語エッセイ

 

以前、語学屋さんとしての矜持、というか語学を勉強する基本を書かせていただきました。

parupuntenobu.hatenablog.jp

おそらく、外国語に対する誤解が日本人の中にあるのだろうなと感じて書いたのですが、特に「レアリア」は新鮮だったようです。外大で外国語学を勉強すればまず叩き込まれる基本中の基本なのですが、やはりここがわかっていなかった、と我が意を得たりでした。

 

その記事を、女装家(←私が勝手につけました)の美奈子さんのブログで言及していただきました。

www.utsu-joso.com

 言及されてまた言及返しなんて初めてですけど、言及のキャッチボールはブログの書き手にしか出来ない「ブログコミュニケーション」の一つでしょうね。

 

美奈子さんは、

「英語は国際共通語にあらず、ブロークン・イングリッシュが国際共通語である」

と書いています。

結論から書くと、それは正解です。

 

国連総会にて。

ソ連「英語は国際共通語にあらず!」

米「じゃあ何なんだよ」

ソ「ブロークン・イングリッシュだ」

 

という有名な小咄(ジョーク)があります。

世界の英語人口は、ざっくりで約17億人と言われています。これはネイティブだけではなく、英語を第二外国語と定めている国の人口も含んだ数ですが、17億人のうちネイティブは約4億人。総英語人口の23%に過ぎません。残り77%は何か。「ブロークンイングリッシュスピーカー」なのです。非英語ネイティブ国家のうち、政府が自国民英語通用率100%宣言をしているのは、アイルランドオーストリア・オランダ・フィンランドの4カ国のみです。オースト「ラ」リアが移民多めで英語通用度100%ではないのに、「ら抜き」が100%というのも、なんだか皮肉に聞こえます。

10人中8人が非ネイティブという現実がある以上、こちらが話す英語もブロークンでいい。向こうもブロークン英語を話すのだから、こちらもブロークンで結構でしょう。

 

しかし、日本人はそれがダメなんです。国民気質からそれが出来ない。

理由の一つに、日本人の職人気質ゆえの完璧主義が挙げられます。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

上の記事で、細かいところに気がつく日本人の完璧主義は、こと語学になると足かせになるということを書きました。

発音や文法の細かい点が気になり、完璧にならないと話そうとしないのです。

 

もう一つは、相手に気を遣う国民性。

日本人は自動的に相手に気を使ってしまう癖がありますが、それが英会話実践となると、

「自分がちゃんとした(≒完璧な)英語話さないと、相手に失礼」

という思考になってしまう。

これは悪いことではありません。むしろその繊細な心が、繊細ではない外国人の心をつかんだりする日本のブランド力となっています。しかし、こと語学となるとこれも足かせとなってしまっているのは否めない。

日本人の語学力を向上させよう、もっと英語を身近にという動きは、上は文部科学省、下は大阪府もやっていますが、私の持論は、

「無理無理!無駄なエネルギー使いなさんなww」

日本人を語学上手にするのは到底無理。どうしてもというのなら、日本の国体を根本からぶっ潰して縄文時代に戻さないとダメ。これが私の不変の理論です。

語学に堪能になるには口先だけでなく、私のように「空気を全く読まない」「相手を押しのけても自己主張する」肝っ玉も必要なのですが、無理でしょ?日本の英会話学校のグループレッスンでやると、間違いなく顰蹙を買いますし(笑

 

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禁煙界のラスボス、禁煙鬱の憂鬱

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今年の5月に禁煙してから、今月でめでたく半年となりました。半年間、よく耐えた。自分の礼を言いたいくらいです。

これほど時間が経つと、ふだんの生活でタバコを吸いたくなる気持ち、いわゆる「吸魔」はほぼありません。

それでも時折、フラッシュバックのようにタバコが頭をよぎったりするので、全くないというのは嘘になります。しかし、以前と明らかに違うところは、同じタバコを吸いたいでも時間が経つと「思う時間」に違いが出てくることです。
禁煙始めから3日くらいは、四六時中タバコのことしか考えられません。CPUがすべて「タバコ吸いたい」になり、それ以外の思考の余地はありません。これを「魔の72時間」と言います。

その生き地獄のような72時間を越えると、たいていは楽になり、禁煙1ヶ月を越えると、「吸魔」は依然あるものの、別のことを考えると消えるほどの程度となります。意識しないとタバコのことなど忘れています。ただのニコチン中毒の方は、ここでほぼ「禁煙達成」です。
3ヶ月もすると、自分が以前喫煙者だったことすら記憶のどこかに飛んでいます。私もこうしてブログを書いていて、
「そうや、俺は5月まで吸ってたんやった」
と、まるで第三者目線になっています。

 

禁煙者には2つのタイプがあることが、自分自身の経験からわかってきました。
一つは「ニコチン中毒型」。禁煙者としては軽症のタイプで、「魔の72時間」は相当苦しいものの、それを越えるとそれまでの苦痛がウソのように楽になります。
また、禁煙外来やニコチンパッチなどが有効なタイプでもあります。


もう一つのタイプが「口唇期型」
「口唇期型」というのは私の造語ですが、いわゆる「口唇期」については以前ブログに書いたのでそれをご覧下さい。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 


いわゆる「口が寂しい」タイプですが、禁煙にとってこれほどの大敵はありません。
禁煙したければ禁煙外来に行く、もはや方程式になりつつありますが、これはあくまで「ニコチン中毒型」に有効なだけであって、「口唇期型」にはおそらく全く効きません。
今回は気合と根性だけで禁煙し、何故か成功しましたが、過去には禁煙外来でもらえる禁煙薬、チャンピックス以外すべて試したことがあります。しかし、効果は全くなし。心の奥底から出る「口の渇望感」とが、ニコチンの離脱症状より苦しいのです。なんというか、口に何か含んでいないと、ソワソワして落ち着かないのです。

 

ニコチンの離脱症状は、寝るか禁煙外来でチャンピックスを服用すればしのげます。つまり対策があるということ。
しかし、「口の渇望感」は赤ちゃんの時の「口唇期」に根っこがあると思われるので、根本的な対策はなし。どうしてもというのなら、禁煙外来ではなくて精神カウンセリングの方かも知れません。
根本的な対策がない以上、「口が寂しい病という不治の病と割り切って、死ぬまでお付き合いするしかないかなと半分諦めています。私は既に、「口唇期障害」「口唇期症候群」と自分で「病名」をつけてしまっています(笑

 

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沈黙の店員

 

コンビニ弁当

最近、コンビニで売っている食べ物にハマっています。

「だから太るねん!」

画面の向こうから、そんな声が聞こえてきたような気がしますが、キニシナイ。

といっても、昔はコンビニの弁当や惣菜なんて、全く手を付けませんでした。
コンビニ弁当の高かろう不味かろうの時代を知っているので、どうせ今のそうなんだろうという先入観が身についているのです。

しかし最近、あまり冒険しない食い物の世界にも足を踏み入れてみようかという、子ども心に似た好奇心が芽生えてきました。
禁煙をして懐具合がかなり改善したのもあると思うけれど、田舎暮らしで脳が若返ったのでしょうかね。


私、日本でも海外でも、食い物だけは冒険せず、石橋を叩いても渡らない性格です。それ以外はハチャメチャですが。一度、
「これはあかん!」
と拒否反応を示せば、食糧危機が来ない限り決して口にしない。
カップ麺もそうでした。
上海に留学していた23年前、列車の中で食った中華カップ麺を食った後、1ヶ月ほど下痢に苦しめられ生き地獄を経験しました。

それからというもの、すっかりカップ麺恐怖症になっていまい、20年ほど全く手を付けられませんでした。2年前くらいから、ようやく「どん兵衛」が食えるようになり、今年からはカップヌードルカレー味が「解禁」となりましたが、ラーメン系は今もダメです。頭ではGOサインを出していても、身体が全力で拒否るのです。
ちなみに、焼きそば系は全然OKです。一月に1回は「UFO」を食べないと落ち着きません(笑)

 

コンビニも、先入観で弁当などには全く手を付けなかったですが、何かとヒマな優雅な島流し生活の間に、週1程度は外食と思って色々試してみようと。
毎食ごとの単価が自炊やスーパーより高くなりますが、週1の「冒険」と思えばどうということはない。

 

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(画像と行ったコンビニには何の関係もありません)

 

昨日は、その「冒険日」でした。会社からの帰り道にあったコンビニに、ふと立ち寄りました。

レジに立っているのは、少しふくよかな中年女性。研修中を示す初心者マークをつけているので、新しくパートで入ったのでしょう。
しかし、接客に合わなそうなオーラを醸し出しており、目もなんだかうつろでした。
入り口に入り私と目が合ったものの、いらっしゃいませの一言もなし。表情も能面のように変化なし。

「まあ、入ったばかりで接客に馴れてへんのやろう」

私はそう解釈して弁当を買い、レジへ向かいました。

 

商品を持ってレジへ向かっても、彼女の能面面は全く変わらない。いらっしゃいませの一言も発しない(汗)
黙ってバーコードをスキャンするだけ。
ふつうなら、
「いらっしゃいませくらい言わんかい!」
とトラブルになりかねないですが、この沈黙と冷たい空気はそれすら言わせない。店員と私の間には、不気味な風が吹いていました。
店員は一言も発せず、無言のまま弁当を袋に入れようとする。
「そこは『お弁当を温めますか?』ちゃう?w」
思わず、
「いやいや、お弁当温めてください」
と言ってしまいました。
店員はやはり無言の能面。すみませんの一言もなく黙って電子レンジに弁当を放り込む。


で、お会計となるのですが・・・。

そこでも店員、何も言わない。
そこからお互いフリーズ。
「な、なんやこの空気は・・・」
店員と私の間には、不気味な雲が発生していました。
当然、私はお金を払わないといけないことはわかっているので、レジに表示された金額を出す。
店員、一言も発せず受け取る。
「○○円、お預かりしました」
という言葉すらなし。
お釣りを渡す時も同様、口を真一文字にしながら、無表情で「客」に渡す。

あたためていた弁当を電子レンジから出し、袋に入れる店員。
一言も発しない沈黙の空気が、なんとも言えないビミョーな風を起こしていましたが、それにも既に馴れてしまっているような私。
これくらいで怒りはしないですが、もはや半笑いの境地でした。

黙って袋を私に渡す店員。
「お待たせしました」
の言葉もなく、黙って腕を伸ばしただけ。

「ありがとう」
これを言ったのは店員ではありません、私です。

 

ここまで沈黙を貫いてくれると、あることが思いつきました。
「ああ、この店員さんは失語症などで言葉が出ないのか、耳が不自由なんやわ。最近、身体が不自由な人を採用するところも多いし」
不愉快になると、心のバランスを整えプラスマイナスゼロにするために、自分にとって都合の良い解釈をする、つまり認知バイアスが起こるとよく言います。
この時の私も、無意識にそのバランサーが働いたのか、無理矢理にでもそういうことにしておこうと頭の中で納得させようとしたのでしょう。

あまりの無口ぶりに半笑いのまま、店を出ようと出口に差し掛かったところ、後ろから声が聞こえてきました。
ボソボソと小さい声ながら、店員はスタッフと喋っていたのです。

「しゃべれるんかい!!」

まるで発声拒否権を行使したかのようなダンマリは、まったく何だったのだろうか。
確かに、その店員は人見知りオーラをまとっていたし、淡路島全体が農民社会なので、お世辞にもサービス業に向いているとは言えない。もうかりまっかの商都大阪とは、やはり文化が違う。
もし20年以上前で、場所が大阪であれば、店長を呼んでもらってマイルドなクレームをつけていたと思います。正直、接客態度としてはひどい。いや、コンビニでこんな店員は初めてでした。
しかし、今は気が長くなったのか、許容範囲のゾーンが広くなったのか、呆れと不愉快さが混じり合っていたものの、終始半笑いでした。怒りは湧いてきません。
むしろ、
「よっしゃ、おもろいブログネタGETやで!」
と心の中でガッツポーズだったのは、骨の髄までブロガーになってしまった証拠でしょうか。

 

ここまでで2400文字。これくらいの文字数だと、けっこう気軽にブログ記事をアップできるなと、なんだか宙に浮いたような身軽な気分です。

 

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あなたの知らない中国と中国人の世界-「商人気質」

今や日本でも常識となりましたが、中国は世界有数、いや、世界一のコピー大国です。

 

 

中国コピーKFG

KFGとか

(Gって何の略やねん)

 

ユニプロ中国コピー

ユニプロとか

(ネタにここで買い物したいわ)

 

 

挙句の果てには・・・

 

 

china_fake_star_bucks

 

なんやねんこれ!!

ダウンタウンの浜ちゃん風に)

 

こんなのはまだ序の口かもしれません(STAR FUCKSは稀に見る傑作ですが)。

残念ながら写真には撮っていませんが、SONYの洗濯機やTOYOTAのバイクすら私は見たことがあります。もうなんでもありの世界です、人間のコピー以外は。いや、それももしかして既にあるかもしれない・・・。

「中国とくれば」
かつてのイメージは、中華料理にパンダ、紫禁城三国志などが定番でした。ところが今は、コピー商品にPM2.5、そしてニーハオトイレになってしまいました(笑)

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

かつては香港や台湾も、日本のCDの海賊版が日本より0の数が確実に一つ少ない値段で売っていました。12~3年前になると音楽CDだけでなくDVDも出回りはじめ、コピーの質と量に関しては中国より香港の方がはるかに上でした。
丸ごと海賊版CD・DVDの店というビルも出現し、『地球の歩き方』では絶対掲載できない『黒名所』として知る人ぞ知る存在でした。香港の経済の3~40%は「黒経済」で動いていると言われていましたからね。私もかつてはよく足を運んでいました。

しかし、日本に取り締まれとうるさく突かれた結果、当局が根こそぎやってしまったようで、今はほぼ全滅となっているようです。しかし香港、どこかでひっそり息を潜めているかもしれない。


本家中の本家が衰えてしまった以上、現在ではコピーの本家は中国と相場が決まっている感があります。

 

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