昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

ブログ忠魂碑:あのブロガーたちは今・・・

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一説によると、ブログを始めたものの半年か1年で9割の人が、途中で更新をドロップアウトしてしまうそうです。
10人同時に始めたとしたら、1年後には9人がいなくなってしまう計算となります。
更新しない=ブログの「死」とみなすと、1年以内の「死亡率」は実に9割の世界!ブログの世界は、かくも過酷な世界なのです。9割など、ライオンやチーターが跋扈するアフリカのサバンナよりサバイバルな世界。いや、モヒカン野郎が跋扈する北斗の拳の世界より過酷かもしれない。
そんな世界に身をおいている我々は、一体何なのでしょうか。それを深く考える必要があるかと思います(笑)

 

それはさておき、ブロガーというものは現れては消え、消えては現れる存在です。
消える事情は、ネタがなくなった、リアル世界で多忙になった、引っ越しや結婚などで生活環境が激変したなどなど、ブロガーの数だけ理由や事情があるはずです。一度、「元ブロガー」の方々に止めた理由をアンケートして、ちゃんとした統計を取りたい気分です。

ネット世界の特徴の一つに、突然消えてしまうということがあります。リアルでの引っ越しなら、隣近所に挨拶してから住んでいた住居を離れるのが一般常識です。何も言わずに去ると、夜逃げと間違えられますからね。
しかしながら、ブログの世界はある日突然消えることが非常に多い。ずっと楽しみに見ていたのに、突然ネット界から逐電しブログの更新も途絶えてしまう。

「あなたにずっとついていくわ♪」

と堂々とコメントしていた人が、次の日から来なくなる。言葉と行動が伴ってへんやないかいと怒りたくなりますが、仕方ない。これがネットの世界。


民法では、配偶者が失踪して7年以上音信不通になると、家庭裁判所の審査を経て死亡したとみなされるのですが、一定期間以上更新せず他のブログを訪問した形跡もないブログは、「ブログとしての死亡」と言えるでしょうね、残念ながら。
その「死亡」したブログの中でも、いつも私が楽しみにしていたり、コンセプトや文章などが面白かったのに、何故止めた!?
と、小一時間問い詰めたいようなブログを紹介していきたいと思います。

 なお、ブログのチョイスはあくまで個人的な独断と偏見です。

 

 

Cordoba365(ずんだもちさん)

cordoba365-argentina.hatenablog.jp

南米アルゼンチンのコルドバという都市に、旦那さんの駐在の都合で住むことになった方のブログです。

私も海外在住経験があるので、海外在住者の楽しさや嬉しさ、そして不満はよくわかります。国は違えど、「海外在住者あるある」的に共通していることが多いのです。

「不自由を楽しめ」「理不尽を楽しめ」、ビジネスでの海外在住のアドバイスを一言で表現するならば、この2つに限ります。海外に住むというのは、逆に言えば不自由と戦い、理不尽と戦うことなり。それも、真正面からがっぷり四つに組むとヘタすると首を吊ることにもなりかねない。海外に行くと同国人どうしで固まる傾向がありますが、これもある種の自己防衛なのです。

 

それはさておき、ずんだもちさんは日本人の10人中9人が「どこそれ?」と首をかしげる(私も知らんかったし)日本の真裏、コルドバライフをエンジョイしていた姿に、見ているこちらも楽しかったのですが・・・。

その楽しい(?)日々も、突然終わりを告げました。突然の会社からの帰国命令でした。慌ただしく帰国の準備をしつつも、やっぱり日本に帰れて嬉しいという本音も覗かぜていました。海外を離れる寂しさより、帰れる嬉しさの方が上。住んでいた期間が短かった物理的事情はあるものの、これもよーくわかります。

帰国後も更新してくれるかな!?と思ったのですが、それ以来更新はなし。帰国したら更新しないかもしれない・・・ということはほのめかしていたので、それなりの心の準備をしていたものの、軽口コメント出来るゆるい空気がなんとなく癒し系だったので、私の憩いのオアシスが一つなくなった気分でした。

 

たまねぎ便り(ヨモギさん)

mm-greenonion.hatenablog.com

合計23記事、短命に終わったブログでした。言っちゃ悪いが、そこまで短命ならすぐ記憶に消えているものです。が、何かの縁で仲良くさせていただいた方のブログなので、個人的には更新しなくなって寂しいなーと思うブログです。

 

政男兵記―私の前世は日本兵

http://tenseinosoldier.hatenablog.com

(現存せず)

 

「政男さん」という元帝國陸軍兵が、輪廻転生で平成の世の女性に生まれ変わり、彼女(中の人)が断片的に残る「政男さん」の記憶を頼りに前世を掘り下げていくという、ちょっとオカルトチックなブログでした。

頭の中が非常に「科学的」な方は、何言ってるんだこいつはと、すぐにブラウザのXを押してしまったことでしょう。しかし、内容は至ってリアル。どちらかというと私も「科学的」ですが、読んでいるうちに、これは妄想だと片付けるわけにはいかないと判断し、ずっと経緯を見守っていました。
ただ残念ながら、中の人の昭和史や帝国陸軍の知識的バックグラウンドがほぼゼロ。彼女もそれを自覚し勉強はしているものの、全く追いつかず雲をつかむような日々でした。
全く進まない展開にじれったくなってきた私は、ちょっとおせっかいを焼くことに。公開する必要なしと、コメントで帝国陸軍の基本的知識をレクチャーしました。
「政男さん」は、
三重県某地方出身
支那戦線(中国)で戦った二等兵
ということなので、本籍地もそこなら津の聯隊に召集されているはず(徴兵は現住所ではなく、本籍地を元に召集)。津で支那に出兵した聯隊が判明すれば、「政男さん」がどこの聯隊所属だったかは漠然とわかるはず。陸軍は聯隊単位で動くので、聯隊名さえわかれば目的は半分達成したようなもの。
あとは、該当する聯隊の記録をピンポイントで探せばいいだけ。三重県立図書館・国会図書館防衛省防衛研究所の史料閲覧室・偕行社などでくまなく探せば、より詳しい資料が出てくるはず。

 

やはり妄想ではなかったか、中の人はアドバイス通り市役所・県立図書館へ向かい資料を収集、「政男さん」がかなり固まってきました。

だいぶ知識が固まってきたので、これは判明も時間の問題。東京へ向かい本格的に資料を集めるとも書いてあったので、これはもしかして・・・と思いました。
しかし、そこからプツリと更新がなくなり、ついにはいつの間にかブログごと削除されていました。

ある日突然、大きな輝きを放ってあらわれたかと思ったら、いつの間にか消えていた、超新星のようなブログでした。記憶喪失の人が自分の過去の記憶を一枚一枚剥がしていく様を見るようで、ヘタなドラマより面白かったのですが。

 

マナースタイル★Mannerstyle★(せごどんさん)

http://www.mannerstyle.jp/

(現存せず)

一つの知識を突破口にし、深く深く知識を掘り下げていく文章スタイル、そしてそのバックにある豊富な知識力。インテリとはかくの如くなり。これに痺れた人も多くいたはずです。私も何度か記事のヒントをいただき、言及したこともありました。

また、マナー講師だけあって礼儀もきっちしていました。私も彼の爪のなんとかを煎じて飲む必要性があった気がします。

残念ながら、転勤(?)による環境の変化により、2017年6月いっぱいで更新が止まってしまったのですが、さすがはマナー講師、ちゃんと読者に丁寧な「お別れ」を告げています。そしてご丁寧にブログまで削除。最後の最後まできっちりしていた人でした。

 

 自然はともだち~緑のカフェ (ハーモニーさん)

www.musicrice.com

 

よく訪問し、我がブログにもよくコメントしてくれていた方です。

ちょうど100記事になったところで更新ストップ。

「100記事という目標を達成したので、一週間ほどブログをお休みします」

この言葉を遺し、去っていきました。既に7ヶ月経っていますが、やけに長い一週間です。

まるで、すべてのミッションを達成し燃え尽きたかのような終わり方です。これを「ブロガー燃え尽き症候群」と言うのか。ある意味、非常に潔いという、立つ鳥跡を濁さずという日本人の美学にのっとった終わり方と言えなくもない。

 

 そして、クセ者揃いのブログのしんがりを務めるのは!

 

路地ウラ観光案内(はじっことすみっこさん)

rojiurawatch.hatenablog.com

街の路地裏を探索し、そこに「昭和」を求める旅人・・・私がはてなに移ってきた頃は、かなりの人気ブログでした。

「昭和考古学」のネタは、実はこのブログを見てひらめいたものでした。「昭和考古学」って、元々こういうスタイルにしたかったのですが、凝りに凝って凝って凝りすぎるという私の悪い癖が出た結果、こうなってしまったわけで(笑)

私はこのブログの大ファンでした。正直、「おー」とか「こんなの知らなかった」という知的な刺激はあまりありません(あくまで個人的見解です)。しかし、ただ成り行きと川の流れに任せるままだけで書いていないことは、探索ルートと写真のチョイスからわかります。何気に書いてそうで、事前に下調べしたり、勉強したり、かなり計算してるなと。

また、中の人が女性だったので、女性ならではの視点や、キラキラに目がなかったりという女性的なかわいさも覗かせた楽しいブログでした。私が男性だからこそ、女性的な見方が新鮮だったのです。あ、別に下心を持ってとかやないですよ(笑

しかし突然、何の前触れもなく更新を止めてしまったのです。

末期の更新頻度は確かに落ちていましたが、それでもブログの人気は落ちませんでした。今でも残る記事のスターやはてブの数から見ても、人気ブログだったことがわかると思います。なので、モチベーションが落ちたなどの理由ではないはずです。

いつか復活してくれるだろうとずっと待っていたのですが、未だ足跡すら見えず。ついに私も諦めました。

もっと続けて私に刺激を与えて欲しかったというのが、私の正直な気持ちです。せめてこのブログのDNAだけでも継げないか、少し考え中です。その前に胃の不調をどないかせんと。胃カメラ嫌じゃ~。

 

 

既に更新が止まって3ヶ月以上経つので、いまさら

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とは言いません。おそらく奇跡の復活の可能性は非常に低い。「ふっかつのじゅもん」を唱えてもダメでしょう。「ほりい ゆうじ えにつ くす」・・・こら、ホンマに唱えようとしたな。

 と一人で遊んでいる時に、中島みゆきの『時代』という歌を思い出しました。

 

そんなブログもあったねと
いつか話せる日が来るわ
あんなブログ書いてたねと
きっと笑える日もあるわ
(中略)
まわるまわるブログはまわる
喜び悲しみ繰り返し
消えていったブロガーたちも
生まれ変わってまた(ブログ)やろうよ

 

ちょっと歌詞が変わっているけれど、キニシナイ。

 

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