昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

あなたの知らない中国と中国人の世界-「商人気質」

今や日本でも常識となりましたが、中国は世界有数、いや、世界一のコピー大国です。

 

 

中国コピーKFG

KFGとか

(Gって何の略やねん)

 

ユニプロ中国コピー

ユニプロとか

(ネタにここで買い物したいわ)

 

 

挙句の果てには・・・

 

 

china_fake_star_bucks

 

なんやねんこれ!!

ダウンタウンの浜ちゃん風に)

 

こんなのはまだ序の口かもしれません(STAR FUCKSは稀に見る傑作ですが)。

残念ながら写真には撮っていませんが、SONYの洗濯機やTOYOTAのバイクすら私は見たことがあります。もうなんでもありの世界です、人間のコピー以外は。いや、それももしかして既にあるかもしれない・・・。

「中国とくれば」
かつてのイメージは、中華料理にパンダ、紫禁城三国志などが定番でした。ところが今は、コピー商品にPM2.5、そしてニーハオトイレになってしまいました(笑)

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

かつては香港や台湾も、日本のCDの海賊版が日本より0の数が確実に一つ少ない値段で売っていました。12~3年前になると音楽CDだけでなくDVDも出回りはじめ、コピーの質と量に関しては中国より香港の方がはるかに上でした。
丸ごと海賊版CD・DVDの店というビルも出現し、『地球の歩き方』では絶対掲載できない『黒名所』として知る人ぞ知る存在でした。香港の経済の3~40%は「黒経済」で動いていると言われていましたからね。私もかつてはよく足を運んでいました。

しかし、日本に取り締まれとうるさく突かれた結果、当局が根こそぎやってしまったようで、今はほぼ全滅となっているようです。しかし香港、どこかでひっそり息を潜めているかもしれない。


本家中の本家が衰えてしまった以上、現在ではコピーの本家は中国と相場が決まっている感があります。

 

 

何故中国人はコピーするのか。
ググれば十人十色な回答があふれていますが、これは今に始まったことではありません
その本質的な質問には、日本人的な考えではわからない、中国人の本質的なメンタルに答えが潜んでいます。

 

邱永漢

中国人を「商人気質」、日本人を「職人気質」だと書いたのは、台湾人作家の邱永漢でした。『中国人と日本人』という本に書かれた表現で、日本人と中国人のハイブリッドである台湾人の視点から、両民族の特徴を書いている白眉です。
邱永漢については、「旧制台北高等学校物語 その2」で書いたので、詳しくはリンク先をどうぞ)
私も中国で、金が1円でも絡むとたちまち超サイヤ人になる「商人気質」は肌で感じていました。中国で勤務していた時、上司に

「中国人をグーで殴るな。どうしても殴りたければ、札束で殴れ」

こう言われたものです。

その言葉を含めて、「商人気質」を言葉にできないモヤモヤが、『中国人と日本人』を読み吹き飛んだ感がありました。正直、中国人を理解するにはこれ一冊読むだけでいい。


古代中国は「商業ネットワーク」だというのが、私の持論です。
今のところ存在が確定している中国最古の王朝は「殷」ですが、殷の民は「商」と自称していました。
「商」の人は貿易や商売に長けた民族で、交通の要衝に街を作り、そこに商いのネットワークの要を設け、流通を促進していました。そうして商いを行う民を、いつしか「商の人」と呼ぶようになりました。それが「商人」の語源だと。
中国王朝の領土は、「面」というより「点(都市)」と「線(道)」なのですが、それも軍事面より商いがやりやすいために作った道です。皇帝は商売における保証人的存在だったという見方もあります。
漢の武帝の西域遠征も、朝鮮やベトナムの遠征も、すべてビジネスでいう新規開拓だったと。

これで、ある事柄が説明できます。それは何故中国は朝鮮を直轄地にしなかったのかということ。

朝鮮は漢から三国志の時代までは、中国王朝の直轄地になっています。が、それ以後は「間接統治」に徹しています。それは何故かと「商売」で考えてみるとこうなります。
朝鮮は(中国にとって)これといった産物はなく、言っちゃ悪いがほとんど旨味がない土地です。今の北朝鮮には、金やウランなどの鉱物資源が豊富らしいですが、それもあくまで推定。地政学的にも、守りにくく攻められやすいというキングボンビーな地理環境。直轄統治にしたらコスパが悪い。
だから「子会社」として分離させ、自分の言うことを100%聞く忠実な僕に管理させておいた方が安く済む。これも中国人の政治判断というより、経営学上の計算でしょう。


中国人は、自分たちを「龍の子孫」と言いますが、龍ではなく「商(人)の子孫」だと私は思います。


日本人は上に書いた通り職人気質で、手間暇かけて作物の質(付加価値)を上げていく職人のDNAが、農民にも存在しています
しかし、中国人は農民ですら商人気質です。一円でも高く売り、金が自分の懐に入ればそれでOK
それなら日本の近江や松阪商人と変わらないのですが、日本人と中国人の考え方の違いにつながる、大きな違いがあります。

近江商人には、三方よしという言葉があります。

『売り手によし、買い手によし、世間によし』

今風に言えば、Win-Win-Winの関係です。売り手も買い手も世間(消費者)すべてが「トリプルWin」がベスト。

近江商人の血を引く伊藤忠商事創始者伊藤忠兵衛いわく。

『商売は菩薩の業(行)、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの』

自らの利益だけを考えず、他益も考える近江商人の真髄、「Win-Win-Win」が垣間見える言葉です。近江商人の血を引く商人の大阪人も、金にはがめついけれど人を騙してまで儲けようとは思わない。

 

これが、中国人の頭ではどうなるのか。

『売り手によし。それ以外は知ったこっちゃない』

中国商売道は、「売り手」、つまり自分が儲かればそれでいい。後のことは知らない。以上。
だから、「自分さえ食べなければ」売り物に毒が入っていても平気だし、売るためには真っ赤な嘘も平気でつく。
日本で大騒ぎになった「毒ギョウザ事件」も、私に言わせれば起こるべくして起こった事件。何を今更騒いでるのか、だから食い物だけは中国(製)に手を付けるなと、困惑する日本人の中で一人、冷めた目でテレビを見ていました。

「職人気質」とは、仕事に対する誇り・責任感も含まれます。だから日本人は自分が作った商品には責任を持つ。だからギョウザに異物など入っていたら、土下座で謝罪ものなのは、我々も日本人をやっているのでわかります。
対して中国人は、右から左にモノを流し、その利ざやを少しでも高く得ようとするために知恵を絞ります。そのための嘘は許容範囲。

いや、中国人の嘘は嘘ではないのです。
嘘じゃなかったら一体何なんだというと、私なりに考えた定義は以下の通り。

「自分がより多くの利益を得るための機転。

もしくは戦術・戦略的虚偽」

嘘が嘘というのはあくまで日本人の見方、中国人にとっては嘘は「機転」であり「虚偽報告」。これに罪悪感は生まれません。

「機転」であり「虚偽報告」である以上、中国人は自己利益のためならいくらでも「嘘」をつきます。「嘘」が上手い人間ほど「知恵者」と呼ばれ尊ばれる。
これは韓国人も同じです。
韓国では、偽証罪が日本の671倍もあるというデータがあります。「韓国人は息を吐くように嘘をつく」という言葉も、ネットに出回っていますね。
これも、「自分がより多くの利益を得るための機転。もしくは戦略的虚偽」だと思えば納得すると思います。
ただ、韓国人の「嘘」は中国人と違い戦略性がゼロなので、「虚偽」がその場しのぎの言い訳に成り果て、それが喜劇になります。さらに韓国人は良くも悪くも単細胞なので、ガミガミ言い立てるとすぐに尻尾を出してきます。

そもそも、日本人と中国人(これに関しては韓国人もそう)は、「嘘」に対する感覚・概念が全く違います。真逆と言っていい。日本人にとっては「恥ずべきもの」である嘘も、彼らにとっては「生きるためのツール」。その相違に文化摩擦が生まれるのです。

 

実際に私が出会った、中国人の「戦略的虚偽」の実例を。
留学していた時なので、もう20年前のこと。「関(かん)」という姓の中国人がいました。
中国人の身分証(ID)には、漢民族なら「漢」など、民族名が記載されています。彼のIDを見ると漢民族ではなく「満」(満州族)と書いており、本人も自分は満州族だと言っていました。

ある日、彼が初対面の日本人数人に自己紹介をしたのですが、そのあいさつが、

「僕、『三国志』の関羽(かんう)の子孫なんだ」

関羽といえば、三国志の中のヒーローの一人であり、前半の準主人公と言っていいほどの有名人物です。そう自己紹介されると、三国志を知っている日本人なら、うわーすごいとなります。実際、初対面の日本人は、
「すごーい!」
と目を輝かせていました。彼もえっへんと、誇らしく胸を張っていました。


しかし、おいお前ちょっと待てと私が物言いを出しました。

「お前、確か満州族だと自分で言ってたよな?IDにも満州族って表記されてるよな?
北方遊牧民族女真族と『三国志』の関羽がどうつながるんだ?証拠は?」

私に痛いところを突っ込まれた彼は、薄ら笑いを浮かべていました。

「お前、すぐわかるような出任せをぬかすんじゃねーよ!」

いちおう釘を差しておきましたが、彼の頭の中は、

「今度はこいつ(私)にバレないようなことを言おう」

と「反省」していたに違いありません(笑)

日本人から見ると、満州族の関氏が関羽の子孫を語ることは、100%不純物なしの嘘となります。
しかし、関氏はどこかで、『三国志』と関羽は日本人ウケがいいということを知ったのでしょう。日本人とお近づきになるために同じ姓である関羽をダシにし、関羽の子孫を名乗ることによって仲良くなろうと。
日本人と仲良くなりたい。その目的のための戦術ツールとして関羽を使い、「虚偽報告」をしているのです。中国人にとっての「嘘」は、ドラクエの呪文のようなものです。
しかし、これは中国では悪い事ではありません。嘘を嘘と見抜けない方がバカ、それが中国社会の掟。

関氏はキャラ的に無邪気なところがあるので、こいつまたホラ吹いてやがる、仕方ねー奴だなと許せるところがあります。しかし、これをビジネス・外交で「戦略的虚偽」を連発してくるのが中国。
冷徹に考えると、関氏のこの思考は、中国人の考え方が実によくわかるエピソードなのです。

 

さらにこの話は、これで終わりません。
関氏の満州族」ということ自体も、実は「嘘」だった可能性すらあります。

中国には有名な一人っ子政策というものがありました。過去形になっているということは、実はこっそり廃止されているのです。
といっても、1人だけから2人までOKになっただけですが、これはあくまで「都市部に住む人」だけのもの。それ以外にはいくつか例外事項があります。
農村に住む農民は、地域によりますが2~4人までOKで、外国人男性と結婚した女性は無制限

一時期、中国人女性が外国人に群がり、色気を使っていたことがありました。モテると勘違いした外国人たちは鼻の下を伸ばしていましたが、これは一人っ子政策適用外にしてもらおうとする、中国女子のしたたかな戦略もあったのです。
もちろん、全員が全員じゃないですが、そんな女とそうでない女を見抜く目が中国では必要。それが出来ない人間は食い物にされて素寒貧になるだけ。中国社会とは、暴力を伴わない北斗の拳の世界なのです。

 

そしてもう一つの例外事項があります。それが少数民族
少数民族一人っ子政策の適用外で、直接聞くと出産人数も制限なしとのこと。
これを逆手に取り、漢民族なのに少数民族になり、子どもをいっぱい生むという抜け穴が存在していました。
漢民族なら制限がかかるが、少数民族なら無制限。漢民族からジョブチェンジならぬエスニックチェンジ(!)して少数民族になる人も、実はけっこう多いらしいです。
これは自分で調べてうんぬんではありません。「湖南省少数民族」を名乗る日本食レストランの女の子に、
「実はねあたし・・・」
とこの抜け道を教えてもらったことなのです。


これも日本人から見ると「嘘」なのですが、彼女らからすると「生きるため、子どもを生むための知恵」であり、一人っ子政策という悪法から逃れるための戦略的手段」なのです。当然罪悪感などありません。
私にこれを教えてくれた女の子も、むしろ
「あたしってめちゃ頭いいでしょww」
を顕示するかのように話していたことが印象的でした。

そこまでするか?とその斜め上のたくましさにビックリするかと思いますが、そこまでするのが中国人。生き抜くためには手段を選びません。自己利益と自己生存のためなら、明日カナダ国籍になることも、イスラム教徒になることも厭わない。これも中国人の商人気質の一つです。

 

中国人の商人気質のもう一つの特徴は、一攫千金タイプだということです。
職人タイプの日本人は、コツコツと、1つずつ着実に積み上げていくことを好みます。
日本のメーカーが世界中で活躍できるのも、この「コツコツ精神」がものづくりには必須かつ重要ツールだから。日本人は、メーカーのエンジニアだろうが農民だろうが、「コツコツ」のDNAを持っているのです。そして、コツコツが大好物な民族思考を持っています。

しかし、それを全く持ちあわせていないのが、漢民族です。
彼らは一攫千金を望みます。ことわざで言えば「濡れ手で粟」が金儲けの基本です。
なので、株やギャンブル、マンション投機などを好むのです。中国バブルも、民族の性癖を考えると起こらない方がおかしいというわけです。


この一攫千金タイプはまた、「コツコツ」が大の苦手でもあります。
私が小学生か中学生の頃なので1980年代だったと思いますが、シンガポールが製造業に手を出したことがありました。台湾の高雄に作られた「輸出加工区」をベースに、シンガポールの離島に「経済特区」を作り、製造業に乗り出そうと。
しかし、シンガポール経済特区もいつの間にか消え、今は強者どもがなんとかとなっています。今、シンガポール発のメーカーなんて、聞いたことありませんよね。
シンガポール人は7割が中国系なので、漢民族の性質上コツコツが生理的に合わなかったのだろうなと、私は思っています。

 

しかし、漢民族の中でも唯一、コツコツを実践している人種がいます。それが台湾人。
日本人は有形無形の財産を台湾に置いていきましたが、「無形遺産」の一つが「コツコツ精神」。だから台湾には中小工場が多いし、創業者がコツコツ積み上げた結果の世界的製造業が多いのです。
そして、そういうメーカーを株などで儲けた金で買収するのが中国式。

先日、東芝がテレビ部門を中国の企業に買収するというニュースがありました。

www.sankei.com

これなんか最たるもの。脇が甘い日本も悪いですが、こうして金の力で買って買ってかいまくるのが中国式です。

 

クロスバイクロードバイクなど、スポーツ用自転車に乗っているならば、GIANTやMERIDAというメーカーは知っているでしょう。否、知らないとは言わせません。

スポーツ用自転車の世界市場は、現在は台湾vsアメリカの一騎打ちになっていますが、GIANTとMERIDAは台湾が世界を率いる横綱です。日本メーカーもブリジストンが頑張ってますが(実はパナソニックも作ってる)、ほとんど付け入るスキはありません。

この2つは、自転車の本場欧州のメーカーの下請けをしながらコツコツと技術を積み上げ、今やその元請けを食って「自転車界のトヨタ」と「ホンダ」的な地位を築いています。
GIANT創業者の立志伝を見ていると、油まみれになり技術開発を積み上げた日本式。日本のものづくりのDNAが台湾にも根付いたという証明の一つと言えます。
この「油まみれ」が、台湾人以外の漢民族には絶対できない、またはやっても長続きしないのです。事実、台湾の後に中国でも下請け生産を始めたのですが、30年経っても有名メーカー一つ出てきていません。

ちなみに、台湾とアメリカメーカーが暴れまくっている自転車界。日本ダメじゃんと思ったら大間違い。日本はその部品できちんとシェアを獲得しています。

釣具で有名なシマノ(Shimano)というメーカーがありますが、もう一つの顔は自転車部品の世界的メーカー。部品サプライヤーとしてのパナソニックもそこそこ頑張っていますが、シマノはまさに退かぬ媚びぬ顧みぬの自転車界影の帝王です。

 

コツコツが苦手で一攫千金が好き。これを一言で言うと、「手っ取り早くカネが欲しい」ということです。手っ取り早くカネを儲けるには、コツコツを技術開発するより、既存の技術をパクればいい。つまりコピーです。
また、昨今の東芝のテレビ部門売却にもあるように、既存の技術を金の力で買う。
さらに、漢民族の民族性がこれなので、猫も杓子もコピーコピーとなってしまうというわけなのです。

パクリは当然悪いことですが、これを中国人に無くせと言うのは馬耳東風。
知的所有権などと難しいことを言っても、法律とは破るためにある・・・ではなく、法律を守る方がバカを見る社会では、己の生きる本能が、法律や他人の生命などすべてに勝ります。
ことわざに、
「百年河清を待つ」
という言葉がありますが、これは常に黄色く濁っている黄河の水が透明になるのを待つ、というのが元々の意味。つまり、あり得ないことをひたすら待つということです。

中国人にコピーを止めさせるのは、このことわざの通りなのかもしれませんね。

  

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