昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

頭の良い人、悪い人

いきなりケンカ売るよーなタイトルですが、ケンカを売っているわけではありません(笑

 

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脳には1000億とも2000億とも言われる数の神経細胞ニューロン)と、その細胞同士をつなげるネットワークがあることが判明しております。
それを簡単に説明するにはどないしたら良いのか?
と考えていたのですが、ふとある図が頭の中をよぎりました。それが地下鉄の路線図。

 

 

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これは大阪市の地下鉄の路線図なのですが、この路線図を

神経細胞=駅

ネットワーク=路線

に例えてみます。

「大阪の地下鉄なんか知るか!」

と怒ってはいけません。大阪以外の方ごめんなさい(笑
まあ、大阪の地下鉄ではなくても、東京に住んでたら東京メトロでも構わないし、他の都市の地下鉄でも全然問題なし。バスが好きならバス路線でも構いません。そこらあたりは、近所にあるお好きな交通機関を想像して補完していただければ幸いです。

 

 

 

大阪の地下鉄路線図

例えば、なんばから梅田に行きたい場合はどうするか。

答えは簡単です。赤い路線の御堂筋線に乗れば一本で到着します。また、平行する青い路線の四つ橋線に乗っても結構です。

 

しかし、脳内のネットワークが発達していない子供や、脳を使ってないが故に神経細胞やネットワークがある程度死んでいる人の場合の「路線図」は下のよーになります。
これを「脳内地下鉄路線図-α」としましょう。

 

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いくつかの路線がなくなってしまっています。

ふつうなら赤い路線一本ですぐ行けるはずのなんばから梅田間は、

なんば

御堂筋線

天王寺

谷町線

東梅田

あるいは、

 

なんば

千日前線

阿波座

(中央線)

谷町4丁目

谷町線

東梅田

という、かなりの大周りをしないと着けません。
たとえ大阪の地理がわからなくても、ものすごい遠回りということはわかるはず。


なんばを思考の出発点A、梅田を思考の目的地Bとすると、ネットワークが欠如しているとけっこうな時間と労力がかかってしまいます。場合によっては途中で情報が迷子になってしまい、目的地に着けずということもあるでしょう。

しかし、「頭が良い人」の「路線図」である「脳内地下鉄路線図-β」は、

 

大阪の地下鉄路線図

ネットワークという路線が隅々まで張り巡らされているため、なんばから梅田に行く場合は、赤い路線(御堂筋線)をまっすぐ行くだけ。時間も労力もそれほどかかりません。
もちろん、四つ橋線西梅田まで行っても問題なし、本町で中央線に乗り換えてちょっと遠回り・・・って「遊び」も出来ます。

 

ちなみに、リアル大阪市営地下鉄大国町~梅田(西梅田)間は、御堂筋線四つ橋線がほぼ完全に並行して走っています。四つ橋線は超混雑路線御堂筋線のバイパスとしての役目もあるため、この区間四つ橋線「みなし御堂筋線でもあります。

どういうことかというと、大国町から西梅田間は御堂筋線の定期券で乗っても全くOK。四つ橋線の「四ツ橋」「肥後橋」は「みなし心斎橋」「みなし淀屋橋」になるため、心斎橋駅までの定期券でも四ツ橋駅で下車できるという特例があります。

私は前職のオフィスが肥後橋にあったのですが、ふつうに「淀屋橋」までの定期券を買っていました。それをずっと貫いていたので大丈夫です。

大阪市交通局もHPで通知しています。

大阪市交通局|定期券利用による御堂筋・四つ橋線相互利用について

 

話を本題に戻します。

また、なんばから住之江公園まで行くとしても、「脳内地下鉄路線図-α」だと千日前線に乗って中央線に乗って、ニュートラムに乗り換えて・・・とやたら乗り換えが多くなり、その分たどり着く時間も長くなります。

しかし、「脳内地下鉄路線図-β」だと四つ橋線でまっすぐ行くだけで到着。時間も労力もかからない。
厄介な問題が、神経細胞同士がネットワークでつながっていない場合。

 

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上の「脳内地下鉄路線図-α」だと、なんばから八尾南に行く場合路線がつながってない上に接続する路線もありません。八尾南を一つのアイデアとすると、パッとその場で思いついた程度では永遠に到達できないということになります。

俗に言う「頭の回転がいい人」という人種は、地下鉄の路線が頭の中にびっしり張り巡らされており、AからBへの移動が楽チンかつ時間がかからない。

が、「頭の回転が悪い人」は脳内路線が少なく、AからBへ行くのに時間がかかる・・・。
だから「頭の回転がええ人」はすぐ答えが出てくるのに対し、そうではない人は「ええと、ええと・・・」と堂々巡りをしてしまう。
この「時間」の違いが「頭の回転の速さ」の一つの基準になっていると思います。

 

でも、もう一つ重要なものがあります。それが「ネットワークの太さ」とでも言うのか、情報伝達が流れる量みたいなもの。
地下鉄に例えると、「輸送力」と言っていいでしょう。
例えば、脳内ネットワークが「脳内地下鉄路線図-β」だとしても、肝心の大動脈御堂筋線の輸送力、つまり電車の車両数が4両くらいであれば、ラッシュ時になると積み残しが発生してしまいます。
電車が短いと次の電車待たないといけない。よって目的地に行くまで時間がかかるという理屈です。

俗に言う「頭がいい人」「頭の回転が速い人」というのは、このネットワークがびっしりと脳内に張り巡らされているだけではなく、幹線のネットワークの輸送量も多いと例えること出来るのではないかなと思います。

 

では、「ネットワーク」と「輸送力」を増やすにはどうすればいいのか。
「ネットワーク」構築、つまり「地頭(じあたま)」を鍛えるには、「脳トレ」とかで毎日計算問題したり、旅行に行って気分転換するなど色んな方法があると言われています。モーツァルトの音楽を聴くだけで頭が良くなるなんてデータもありますし。

運動は神経細胞の活性化、散歩はネットワーク構築に良いということが、科学的にも明らかになっています。欧米では散歩と軽い運動だけで軽い精神疾患(特にうつ病)を治すという治療が、既に実用化されています。
しかしながら、いちばんの方法は、

「好奇心を持って色んなことに挑戦したり、知識を蓄えること」

ではないかと個人的に思います。

ブログもそのうちの一つ。

ブログを書くようになってから、外からの情報に敏感になり情報量が増えたという人はかなり多いと思います。それは気のせいではなく、好奇心が神経細胞を活性化させ、休眠中だったネットワークの電源がONになるということ。大脳生理学ではちゃんと理にかなっているのです。


「輸送力」を鍛えるには、ネットワークの線を太くし情報伝達量を増やせば良いというイメージです。ADSLから光に変えるようなものですね。

その方法は、脳科学者の本を読んでみると概ね「情報を何度も反復させる」という意見で一致しています。

私が空き時間を使ってやっているのが、

n-back課題

というもの。NINTENDO DSの「脳トレ」は日本独自の方法ですが、n-backは世界が認めた脳トレ。「ワーキングメモリ」という短期記憶を鍛えまくるミニゲームです。

n個前の数字を記憶して当てるという、至って単純なゲームなのですが、これが案外覚えられない。2か3-backくらいなら余裕なのですが、4以降になると頭の中がテンパっているのが手に取るように感じます。頭がヒートアップしてきて、10分もやると最初は頭がフラフラします。それだけ頭を使っているのでしょう。

n-back課題はスマホのアプリでもいくらでも転がっているのですが、iPhoneであれば下の二つが内容も単純でおすすめです。

Androidはよくわかりませんが、n-backで検索すればおそらく山ほどアプリが出てくるはずです。

 

n-back

n-back

  • dicwizard.jp
  • ゲーム
  • 無料

 n個前の足し算に答えていくだけの単純な内容なのでおすすめなのですが、1ゲーム終わるたびにゲームの広告がアップされ超うっとうしい。それだけが玉に瑕で、それ以外は完璧なアプリ。

 

N'バック

N'バック

  • LLC.Hasshokukou
  • 教育
  • 無料

 無料版は2-backまでですが、最初は2-backで十分です。物足りなくなったら有料版に移るのも手です。アプリとしての完成度も高いですが、考える時間制限があり難易度は意外に高い。

 

また、記憶力を鍛える面白い方法が2ちゃんねるに書かれていました。
スレ主の我流ながらやり方は簡単、


1.寝る前などの一人の時に目をつむって


2.今日一日の出来事を思い出す


ただそれだけ。
「状況を出来るだけ細かく思いだす」
「セリフなどを実際に小声で発してみる」
「出来るだけ思い出そうと努力して、どうしても思い出せなかったら諦める」
というのがちょっとしたコツ。

私もこれを知ってから布団に入る前に毎日10分、数カ月ほどやっていますが、確かに記憶力・・・というか「思い出す力」が増したような気がします。記憶したことがスッと出てくる感じかな?あくまで「気がする」なので、本当に気のせいかもしれません(笑
もう一つの変化は、夢を毎日のように見るよーになったこと。
これもネットワークという「脳内地下鉄」の路線が増えたせいなのかもしれない!?

 


あとは「経験」も重要かなと思います。
「あれもいや、これもいや」って経験から逃げてばかりだと、脳内地下鉄の路線が増えません。それどころかどんどん路線が廃止になり「路線図」が空白だらけになり、余計に頭が回らなくなり、更に逃げてしまいさらに路線廃止・・・という悪循環に陥ってまいます。
この悪循環を断ち切るには、自分から一歩踏み出して経験をどんどん積んでいくのみ。
しかし、経験とは何も成功体験ばかりではありません。失敗も立派な体験。むしろ失敗の方が重要でしょうね。
ある時、新聞記者が発明王エジソンに聞きました。


「電球を開発するのに1000回も失敗したらしいですね」


エジソン笑っていわく、


「1000回の上手くいかない方法を学んだだけだよ。失敗なんてとんでもない!」


これは傍目から聞くととんだ負け惜しみに聞こえますが、エジソンは本気でそう思っているわけで、失敗は「これで上手くいかなかった方法を学んだ」と思ったらOK牧場。ものは考えようです。

恋愛でも、好きな人に恥ずかしくてアプローチできへんとか言うあなた、成功も失敗も経験、アプローチに手ごたえがなかったら次の方法、あかんかったら次の方法!
というように、どんどん勇気を出して「経験値」をあげていきましょう。
「恥ずかしい」とかいう理由だけで好きな人から逃げるだけで、「脳が退化している」と思っていいかもしれません。
逆に言うと、克服するに方法はこれしかないということです。

「好きな人と話せない」話せる方法を考えたらいい

「近寄れない」近寄れる方法を考えたらいい

「顔が赤くなる」かわいいやん、そっちの方が♪

人生の経験値は、脳のネットワークの緊密さに比例すると言っても過言ではありません。失敗を恐れんとどんどん経験していくと、一時の恥はかくけれども、経験値が豊富になり簡単なハードルなら答えが自然と湧き出てきてきます。
しかし、逃げてばっかしでは経験値も溜まらず、ゲームならずっとレベル1のまま。それを繰り返していくと、逃げがクセになり過去と同じよーな難問が来ると無意識に逃げ出す、経験値が溜まらない・・・こんな人生で良いですか?

脳の神経細胞は、記憶を司る「海馬」などの一部の細胞以外は、いったん死ぬと復活しないとされています。毎日何万個も脳細胞が死んでいくのですが、脳のネットワークは死ぬまで増やすことができて、年齢は関係なし。30歳だろうがが70歳だろうが関係なしということが科学的に証明されています。

「最近年のせいか記憶が・・・」は大脳生理学上ではただの言い訳、そんな見苦しい言い訳はやめておきましょう(笑
年齢に関係なく脳に常に新鮮な刺激を与えていくと、脳は老化はおろか若返りすらする可能性はある、という解釈で良いと思います。死んだ神経細胞はどうしようもないけれども、ネットワークはいくらでも復活可能。「もう年やから・・・」と落ち込んでる方にはとんでもない朗報です。
ボケているヒマなどありません。どんどん脳を刺激して脳を、いや脳だけでも若く保ちましょうぞ。

 

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