昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

BEのぶの台湾紀行-台湾風牛丼店『鮮五丼』に行ってみた

私が台湾に旅行に出かけたのが、もう2ヶ月以上前の8月になります。すっかり台湾ネタを書かなくなりネタがなくなったのかな!?と思った方もいるかもしれません。

とんでもございません!!

ないどころか、帰国時に頭の中で考えた構想の半分も書いてなかったりします。ネタは山ほどある。書きたい事はまだまだある。

じゃあさっさと書けよとツッコミが入るところですが、やはり良い記事を、何かウケる記事を書かないとけないと勝手にプレッシャーをかけハードルを高くし、それから逃げてブログ放置・・・精神的に私は物書きに向いていないかもしれません(ToT)

とは言いつつも、前ブログの二の舞いは御免なので、ここで気持ちをいったんリセットし、「どうでもいい記事」を書きたいと思います。

 

せっかくの海外旅行、食は現地のものを満喫したい。海外に来てまで日本食は・・・という方の方が多いと思います。が、私はむしろ逆。海外に行ってこそ積極的に日本食レストランに入り、日本人だからわかる「本家」とのギャップを楽しみたい。これもある意味、海外でしか味わえない醍醐味だと思いませんか。

しかし、敷居が高そうな、日本と同レベルのサービスと味が保証できるところには、特に興味がありません。高い上に大したネタにはなりません。ブロガー魂というか大阪人魂というか、日本食のネジが1~2本抜けたようなところがいいのです。一言で言えば、「なんちゃって日本食」のにおいがしそうなところを敢えて選ぶという感じでしょうか。

 

夜のネオン輝く台北の街並みを歩いていると、こんな看板が目につきました。

 

 

 

DonMono鮮五丼成都路店

注目するのは1階の全家便利店(ファミマ)ではなく、2階の牛丼です。

日本人がふつうに使う「丼」(どんぶり)は、実を言わなくても日本独自の漢字です。ジャパニースイングリッシュならぬジャパニーズカンジ。正式には「国字」と言います。

なので、「丼」は中国語の辞書にはないし、当然中国では通用しません。中国で「牛丼」は「牛肉飯」(ニュウロウファン)と言います。これも漢字そのままではありますけどね。

しかし、台湾ではふつうに「丼」を使います。これも日本人が台湾に遺した置き土産の一つで、読み方はそのまま「ドン」。中国語学習者向けに言うと、dongの4声です。なので「牛丼」は「ニュウドン」と発音します。

 

Donmono店内

店の名前はDonMonoと言うそうですが、中国語では「鮮五丼」だそうです。以後、「鮮五丼」という名前に統一します。

 

Donmono(鮮五丼)西門店の店内

店内は明るく清潔な感じで、清潔バカな日本人でも十分合格点が出せます。雰囲気的には日本のファミレスに近いかも。

 

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店内にはこんなポスターが。丼汁、つまり丼は汁(つゆ)が命と言いたいのでしょう。そこまで言うなら期待しようではないか。

 

鮮五丼のメニュー

この店のメインは、牛丼と「猪排丼」の二本柱になっていて、それを主軸に「カレー牛丼」や「麻婆猪排丼」などがあります。日本の牛丼屋とメニューのコンセプトは同じのようですね。で、「猪排」って何だというと、豚肉の唐揚げ、または台湾風トンカツ的なもので台湾人の大好物です。

お値段は、「招牌牛丼」(牛丼セット)でNT$99(≒356円)。日本の牛丼チェーン店と対して変わらない。これでマズければ、ブログでボロカスに書いてやる、台湾だからって容赦はしない。すまん台湾人よ、私はそこらの日本人と違って優しくないので、是々非々で対応させていただく。そう思いながら無難に牛丼セットを頼みました。

 

「台湾風牛丼」のお味は?

 

Donmonoの牛丼セット(招牌牛丼)

やって来ました台湾の「牛丼」。セットには味噌汁と麦茶がついていますが、メニューを見る限り牛丼単品はない模様。おい、セット必須かよ。

ちなみに、台湾ではお味噌汁を「味噌湯」と書きます。「湯」はお湯ではなく、中国語では「スープ」という意味です。日本人はもちろんですが、日本語がわかる中国人も「湯」をスープと直感してしまうのか、「熱い水」と言う人がいます。お湯をお湯と言うのに、習慣上少し抵抗があるのでしょう。

で、台湾の「味噌湯」の発音は、私が台湾に住んでいた20年前は、

「みそターン」

でした。「味噌」が日本語、「湯」が北京語読みのチャンポンだったのです。たぶん、今も「みそターン」で通じると思います。台湾へ行った時、一度お試し下さい。

 

牛丼は、ポスターに「丼の魂」と書きながら、牛丼本体は汁が全くない、つまり「つゆなし」でした。私は日本の牛丼屋でもかつては「つゆなし」で頼んでたほどの「つゆなし」派なので、特に気にしなかったのですが、つゆだく大好き派にとっては、ちょっと期待はずれかもしれません。

味は、日本の牛丼屋の味と比較するに、やや甘めの味付けになっています。台湾人は甘いのが大好きなので、何でも甘くしてしまいます。そう、「あれ」も甘い・・・それは後ほど。

しかし、甘いといっても甘ったるい感じはありません。ローカル向けの店なので味は完全に台湾ナイズされているものの、牛丼にうるさい日本人でも大丈夫かと思います。

 

お茶も、日本の麦茶そのものでお味も全然問題ありません。そして、セルフサービスですが飲みたい放題になっています。

しかし、いざおかわりをしようとすると・・・切れてるし。補充しろと言っても10分待ってその気配なし。やはりそこは台湾やなーと。

 

そして最後はお味噌汁。見た目と香りは日本の味噌汁そのままです。

まずは一口・・・・

 

甘っ!

 

そう、この時私はすっかり忘れておりました。台湾の味噌汁は甘いということを。

日本人が足を踏み入れるような日本食レストランなら、日本人の味に合わせた味噌汁が出てきます。そうでもないと、「サイレントクレーマー(無言のクレーマー)」と世界中で恐れられている日本人観光客が近寄らない。

ローカルしか来ないような店にも味噌汁はあります。メニューはコテコテ中華なのに、スープは味噌汁だったということは、台湾では特に珍しいことではありません。

 

そんなローカルな店だと・・・それはそれは甘~~い味噌汁が待っています。それか、全く出汁を取っていないか。

 

この味噌汁を表現するならば、煮干しをケチった出汁に味噌を加え、隠し味に塩を入れたつもりが間違って砂糖を入れてしまった・・・という感じです。

 

で、さんざんブツブツとうんちくを垂らしておいて、

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きっちり完食です(笑

味噌湯でちょっと気持ちが悪くなりましたが、甘いといっても超ローカル店のようにべったりとした甘さではなかったので、なんとか飲めました。味噌汁の甘さもなんのその、ここは日本人らしく、THE 完食で。

 

この「鮮五丼」は、台北が中心ではありますが、チェーン店なので台湾北部を中心に食べることができます。牛丼はそこそこ食えるので、ローカルナイズされた日本食に興味があればぜひどうぞ。ただ、味噌汁は・・・いちど台湾の甘い味噌汁とはどんなものか、怖いもの見たさで(笑

 

===鮮五丼DonMono丼飯專賣店(西門店)===

営業時間:11:00~21:30
定休日:書いてないのでない模様

HPはこちら:鮮五丼DonMono丼飯專賣店

(店舗検索は、HP内の「門市查詢」で一覧が見れます)