昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

喫煙と口唇欲求

現在禁煙中

 

さて、禁煙して2日が経ちました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

今のところは、まだ頑張っています。

2日も経つと、脳からニコチン補給しろシグナルが、寝ている時以外ひっきりなしに飛んできますが、ここを耐えたら峠だと知っていると気は楽です。

 

前記事を書いている時、元カノが「性的エネルギー」「リビドー」と言っていたのを、20年越しで思い出しました。
心理学用語を連発する彼女に、当時は若気の至りもあり、
「何わけのわからんこと言うとんねん!」
とむしろ反発していました。
今になり改めて大人になり(!?)、このフレーズは心理学に関係あるのかな、と試しにググってみました。

 

リビドー(ラテン語:Libido)
性的衝動、性欲動という。
性本能を発現させる力またはエネルギーで,快感追求的な性質をもつ。
いわゆる性欲よりは広い概念で,小児期から存在して人間行動を強く支配し,
口愛期,肛門愛期,男根期,潜在期,性器愛期と発達して次第に性愛の対象へ注がれるようになる。
これが抑圧されると神経症的症状となって現れるし,対象へ向わず自己へ向けられるとナルチシズムに陥るとした。
のちにフロイトは死の本能に対する生の本能の原動力にまで広げて用いた。

 

なるほど、「リビドー」はフロイト精神分析学用語だったのね。
そりゃ私でもフロイトくらいは知っている。

 

リビドーには、5つの期があるとされます。


口唇期:誕生~1歳半頃まで
肛門期:1歳半~3,4歳頃まで
男根期:4歳~6歳頃まで
潜在期:6歳~12歳頃まで
性器期:12歳以降

 

フロイトによると、快感や快楽を含むものは思春期に始まるものではなく、生まれつき持っているものであるとされます。
平たく言うと「赤ちゃんにも性欲はある」ということ。
その欲動を満たす部位によっていくつかの段階に分かれ、そこ由来の性的衝動を満たすことによって、人は成長していくというもの。

ここでの問題は、いちばん最初の「口唇期」(こうしんき)です。

 

 

口唇期とは

口唇期とは、口のエリアに快感を得るとされる、生後18ヶ月ぐらいまでの時期をいいます。
この時期は、母親からおっぱいを通して栄養を得、乳を吸うという行為で満足を得ます。つまり「リビドー」を満足させるということですな。
乳を吸いながら栄養を取り、母親とアイコンタクトを取ることにより安心感も得るとされています。
親子の信頼・愛情が、授乳という行為を通して確立されるというわけですね。

 

しかし、「口唇期」に欲求が十分に満たされないままになってしまうと、
「固着」と言ってそれに執着し、大人になって影響が出ると主張しています。
「固着」してしまうとどうなるのか。ある精神分析学のサイトによると、こうなります。

 

① 大人になっても依存的になり、愛情欲求を強く求めるようになる
(平たく言うと「甘えん坊で寂しがり屋」ということです)

 

② 楽観・悲観の波が激しいが、世話好きな面を持つ

 

③ 承認をもらえないと悲観して無気力に陥りやすい
はてなブログに例えたら、スターやはてブを自分の欲求どおりにもらわないと、即ブログやめてしまう的な!?)

 

④ 口からの満足を求めやすく、飲食、喫煙、食べることへのこだわりも強くなる
(タバコだけではなく、酒飲みもこれに当たるんだとか。漠然とした「口が寂しい」もこれじゃないかなと)


「固着」を自覚し治そうとしても、抑圧しすぎたり無理に「卒業」しようとした結果・・・

 

⑤ 本当は甘えたい、頼りたいのに人に頼れない、一人で頑張ってしまう

 

⑥ ④をこじらせると、口の寂しさを紛らわすため所構わないおしゃべりになったり、キス魔になったりする

 

⑦ 他人の反応に敏感で攻撃的な人間になる

(※⑤⑥は、フロイトの後の心理学者が追加したものだそう)

 

 

「口唇期」に何かしらの支障が起こることによって形成された性格を、「口唇期的性格」と言うそうです。

 

むむむむ・・・自分の人生を振り返ってみると思い当たる節があるあるあるです。
あまりに恥ずかしいので、ここまで書いておきながら、この記事を黒歴史としてそっと葬り去ってやろうかと思いました。

 

大人になっていつの間にか消えていたものもあるのですが、克服していないものもありますな。特に④。
Twitterに自分の全裸をアップしたら5万リツイートされたくらい恥ずかしいけれど、これも禁煙のためや、敢えて恥を晒そう。


同じ「口に何かを入れる」といっても、私の場合ニコレットやニコチンパッチは全く効きません。これは過去の禁煙で証明済みです。


禁煙時、ガムをかんでたら和らぐということがよく言われます。
禁煙の王道のようなやり方ですが、私の場合これも全く効きません。むしろ


「ガムじゃ満足できん!タバコよこせ~!」


と余計吸いたくなってしまう。それを抑えるためにガムをどんどん口に放り込む。するとさらに吸いたくなる。
その衝動、火を消すためにガソリンを放り込むが如く。でも世間ではみんなそれを「水」と呼んでいる。「水」をかけたら火は消えるとみんな言っている。
おかしいな、「水」やのに全然火が消えへんやん・・・って感じ。
そこでさらにガム代がかさみ、タバコ代を超える。「タバコ代もったいない」という禁煙の経済的理由が吹き飛んでしまう。

 

結論:「(禁断症状で)こんな苦しいんやったら、タバコ吸ってた方がええわ~」

 

ホンマ厄介な性質やな、と自分でも思いますわ、トホホ。


が、今回の禁煙で新発見がありました。
「口にものを入れる」のは逆効果ですが、「咥える」とどうなのか。

吸いたい~吸いたい~吸いたい~!と「吸いたい衝撃波」が襲ってきた際、たまたま目の前にあった割り箸を軽く咥えてみました。

 

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(※イメージ画像です)

すると、ちょっとだけですが、衝撃波を止めることができました。
もちろん、時間が経つとまた「吸魔」という衝撃波がやってくるのですが、咥えるとちょっとは収まる。

 

さらに、

箸をくわえる

歯を使わず唇だけでこんな風に咥えると、実に気分がやすらぐ。

タバコ吸いたいという衝動が、スーッと消えてゆく。

 

これは・・・記憶にない赤ちゃんの頃、「咥える」不足による欲求不満があったのか!?
タバコを含めた何かを咥える=気持ちが和らぐ=ママのおっぱいをしゃぶったらおとなしくなる赤ちゃん
ということか?

 

この「口唇期」は、心理学の知識がないと、乳離れが早すぎたということで起こると考えがちです。
しかし、調べてみると「早すぎ」もダメだし、「遅すぎ」もダメだと。どちらでも「口唇期的性格」が形成されるそうです。

 

母親の話を聞いてみると、どうも十分乳離れする時期なのにそれに執着し、心配した母親が「おしゃぶり」をゴミ収集車に放り投げ、無理やり引き離した。
それを私が号泣しながら追いかけたそうですが、「追いかけた」ということは、既に歩けるレベルだったということ。
そんな年までおしゃぶりが必要だったということは、おそらく「遅すぎた」とも解釈できますね。
こういうのは成長していくにつれて克服・解消されるものですが、私は何らかの事情で一部が克服できないまま、現在に至る。
喫煙にこだわるのも、そのまだ残っている「口唇期的性格」の一つなのだと。
平たく言っちゃうと、タバコがママのおっぱいの代わりになっていたということですね。

 

退行

また、人は辛いことや受け入れられない現実を直視すると、自分の身を守るため「退行」という防衛本能が働くことがあります。
こどもに戻ってしまう現象なのですが、その人がどこの時期まで「退行」するかによって、「卒業」できなかったリビドーがわかると言います。
人は無意識に、いちばん癒やされたい部位、戻りたい時期に戻るというわけです。


「口唇期」を「卒業」できなかった人は、「退行」すると指をしゃぶる、爪を噛む、唇を必要以上に舐める行為など、口に関する「退行」が出てくるんだとか。
あ~これも心当たりが。
私の場合、それがすべて「タバコ」だったのかも。確かにタバコをむしょうに吸いたい時って、辛い時やイヤなことがあった時、つまり

・不安や緊張から解放されたい

・精神的な安定がほしい

時ですし。それも、この時に吸うタバコがうまかったりする。

 

もっと露骨な話をすると、セクースする時男性が女性の「どこ」を求めるかによっても、「退行」の時期がわかるかもですね~。

ここからは仮説ですが・・・あ、18歳未満の良い子はここから見ちゃダメよ(笑)

 

おっぱいを長い間愛撫する男だったら、それはたぶん「口唇期」に支障がある人なのかもしれません。
男は、女が感じる部分ではなく、自分が愛撫したい所に集中する傾向があります。
ウフフな時は男も女も、いちばん「素」になる時。「素」だからこそリビドーが表に出やすい。
男はいちばん「欲動」する場所を求めて、女にかじりつく。そこがどこかで「退行」の時期がわかるのではないかと。
そういうお前はどうなのかって?ここまでの話の流れ見てたらわかるでしょ(笑)

 

 

こうやって「理屈」で自分が禁煙できない理由を手繰り寄せてみると、なかなか興味深い。
頭の中で考えた観念論ではあるけれど、天下のフロイト様の科学的分析をベースにしているから、根拠のない妄想でもない。
こうやって体系的に知っていき、自分の根っこがわかってくるとなんだかスッキリしますね。
改めて禁煙への道が開けたような気がしました。


赤ちゃんを抱える母親のみなさん、そしてこれから子供を生むだろう未来の母親のみなさん。
乳離れの時期を一つ間違えると、私のような欠陥品が出来ます。ご注意下さい。


こりゃ私が行くべきところは禁煙外来じゃなくて、カウンセリングルームかもしれませんな。


最後に。
A子よ、すまん。今わかった。俺が100%悪かった。めちゃ反省してる。だからもう一度よりを戻して・・・
じゃなかった、感謝しております。ありがとう。

 

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