昭和考古学とブログエッセイの旅

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

続々 アメフト観戦者から見る日大アメフト騒動 ある記者の質問

引き続き、日大アメフトの話題です。

本当は他の記事もアップしたい気持ちは多々あります。ただでさえ書くべき記事が溜まりに溜まっている状態ですが、これだけは書かないといけない、そんな気持ちに初めてさせるのがこの事件。そう、正直これは「事件」なのです。

 

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昨日の日大の会見、正直、突然の設定だったとは言え、見た方も多いかと思います。
私は動画サイトで見たのですが、その視聴者数が最高で10万人越え。他サイトの動画でも数万人単位だったので、正直、ざっくり計算でもネットだけで20万人が見ていたこととなります。しかし、後で書きますがこの20万人を「どうでもいい」と鼻で笑った予想外の伏兵が、この会場に潜んでいました。

あの会見がどうだったのか、それはもはや私が書くまでもないでしょう。まだ逃げに走る首脳陣を見て怒りを感じた人も、正直多いと思います。

その上、ブチギレ司会米倉久邦という新キャラまで現れ、鎮火のつもりが火に油を注ぐ始末。「日大新喜劇」は大盛況のなか幕を閉じました。

実はこの会見、突然決まりました。

 

「20:30から会見やるからお前ら来い」

と、1時間前に一方的にFAXを送ったものの、FAXには会場が書いていないチョンボ。その謝罪すらない。

その上、自分が呼んでおいて

「(こんな会見)見ても見なくてもどうでもいい」

とまでほざく始末。よほど人様に頭を下げたことがないのでしょう。記者の質問も低レベルでしたが、マスコミが怒っていたのはこの背景があったからなのです。

正直、あの司会は違う意味のキレッキレぶりでしたが、何故あの超上から目線が生まれたのか。経歴を見ると一目瞭然、元共同通信の論説委員だったのですな。

会見に来た記者など、

「黙れ平記者の分際で!」

と上から目線。しかし、それは昔取った杵柄で、今はただの広報。礼を尽くすのは広報の方だということを忘れていたようです。

この広報のもっとも見どころだったのが、

「宮川は大事な選手・・・」

を連発し感情的な同情を誘おうとした内田に対し、

「なら何故『大事な選手』を一人で記者会見させたのか。監督が同席するべきじゃなかったのか!」

という厳しい質問が浴びせられました。

「だって(22日の会見には)呼ばれなかったんだもん♪」

と逃げに走る内田に対し、記者はブチギレ気味に責めようと思ったら、

「あれは個人が勝手にやっただけだ!」

と元論説委員様による斜め上からの茶々が入りました。

大事な学生をここまで「捨て」にかかる大学っていったい何なのか。正直、日大に通わせている親御さんは真剣に考えた方がいいかもしれません。

 

それにしてもあの姿は正直、まるで昭和初期に「黙れ発言」で物議を醸した佐藤賢了元陸軍中将を彷彿とさせる傲慢さでした。なんのこっちゃと思う方は、「佐藤賢了 黙れ」と別タブでググってね。米倉久邦と同じことをしたのが80年前にもいた、いや、米倉久邦が佐藤賢了と同じ地雷を踏んだと驚愕しますから。

 

気を取り直して、内田の発言をまとめると以下のとおりとなります。

・(宮川のプレーは)見てない
・(コーチの指示は)知らない
・(コーチへの指示は)してない
・(宮川が何を言ってたか)聞こえなかった
・(やらなきゃ意味が無いからなは)言ってない
・ネットに出回ってたタックル動画を見て「これホントかな?」と思った
・4年生は良かった
・下級生は何を見てたのか
・試合後のコメントは悪者に徹して選手を守るため
・4年生は本当に良かった
・正直言うと「殺せ」は昔使ってたけど今はない
・4年生は頑張ってくれてたから良かった
・ルールを守ることなんて常識でしょ
・4年生は良かった
・部と部の文章のやり取りがあったから宮川と宮川父には謝罪に行かせなかった
・宮川がSNSで叩かれてたのは非常にショック
・なんで宮川がアメフトを辞めなくちゃいけないんだろう

これは私が作ったわけではなく、5ちゃん(元2ちゃん)で広まっていたテンプレです。これは秀逸だと即採用させていただきました。

 

また、こんなものも転がっていました。

 

==宮川vs内田・井上連合ー発言の相違7選==

 

(1)宮川選手 「QBを1プレー目で潰せば出してやると言われた」
【内田前監督】「信じていただけないと思うが、私の指示ではない。ルールを守る原則の中でやっている」
【井上コーチ】「潰せとは言ったが、怪我をさせる目的では言っていない。監督から僕にQBを怪我させてこいというような指示もなかった」

・BEのぶ評:信じていただけないと思うが・・・って信じてくれない前提かい(x_x)ヾ(-_-;)

 

(2)宮川選手 「相手QBとは知り合いか?関学との定期戦がなくなってもいい。相手QBが怪我をして秋の試合に出られなくなったらこっちの得だろうと井上コーチから言われた」
【井上コーチ】「QBと知り合いかとは聞いたが、定期戦がなくなってもいいというのは言っていない。一言一句は覚えていないが、相手QBが潰れたら損とか得とかも言っていない。怪我という言葉を使ったかどうかは覚えていません

・BEのぶ評:正直、「言いました」なんて言ったら関学に殺されますわな(笑

 

(3)宮川選手 「試合前に相手のQBを潰しにいくので使って下さいと監督に伝えた」
【内田前監督】「何を言っているか正直わからなかった。そんな会話はなかった」

・BEのぶ評:日本語でおk?

 

(4)宮川選手 「(潰しにいくから使って下さいと伝えた際)監督からやらなきゃ意味ないよと言われた」
【内田前監督】「その言葉は申し訳ないが、言っていないと思う」

 

(5)宮川選手 「できませんでしたでは済まないぞ、わかっているなと、試合前の整列時に井上コーチに言われた」
【井上コーチ】「試合が終わって何もできませんでしたじゃ、あかんぞ、やってこいと言ったが、それは彼に思い切りやって欲しい、いつもと違うようなプレーをして欲しいという意味で言った

・BEのぶ評:あくまで「選手が勝手に解釈した」というスタンスね、了解。

 

(6)宮川選手 「監督から日本代表にいっちゃダメだよ、と辞退するように言われた」
【内田前監督】「参加しないことにはなっていない。怪我をしたら秋の大会に響くので考える余地はあったが代表から外していないはず」

 

 (7) 宮川選手 「個人的にでも相手選手、家族に直接謝罪にいきたいと、監督にお願いしたところ、やめて欲しいと止められた」
【内田前監督】「部と部の文書の行き来でやっていくのかと思った。(自身の謝罪が遅れた理由は)相手(註:関学)から電話が来ると思って待っていた」

・BEのぶ評:どこかの週刊誌の取材で言ってたそうですね。

「やっぱ今の子、待ちの姿勢になっちゃう。だからそれをどっかで変えてやんないと」

そんなあんたが待ちですか。変えるのは選手ではなく、正直自分自身ではなかったのかしらん。

 

否定、記憶にない、正直そんなつもりで言ってない。

1日違いの会見ながら、どちらが大人なのやらと呆れ返り・・・ませんでした。こんな発言はすでに読んでましたし。

 

いろいろ状況証拠は出ているのに、何故日大側はこうも否定するのか。

日大は15日に関学の質問状に対し、


「学生が勝手にやりました」


「監督の指示はありません」


と全否定から入っています。
正直、これを「公式回答」として、それも文書として送ったのが日大の運の尽き。この時点で日大はすでに詰んでいます。
いまさら、
「いやーすみません、指示ありました」
と言えば、ヘラヘラ笑いながら顔にウ○コを塗りつけられた関学や被害者は怒り心頭じゃ済まさないし、社判を押して嘘をついた大学の社会的信用は地に落ちます。おそらく、崩壊しますな。何が?日本大学そのものが。

大学としては、最初からアクセル全開の全否定からスタートしている以上、それを前提に「嘘」の上に理屈を塗りたくり、知らぬ存ぜぬを突き通すしかありません。たとえそれが論理崩壊の屁理屈でも・・・。
前回書いた、
「日大は退くも地獄、退かぬも地獄」
というのは、こういうことなのです。

 

内田は「嘘」を貫く覚悟が出来ていたようですが、正直井上はまだ良心があったようで、宮川学生への申し訳無さという意味の「本当」は少々混じっていた気がします。井上に告ぐ。まだ良心が残っているなら、宮川学生のことを心配しているなら、まだ今なら間に合う、コーチを辞任した今洗いざらい話しな。
なので、先日の宮川学生の記者会見よりかは、はるかに冷静に閲覧することが出来、かつ今回の記事も冷静に書けたかと思います。

・・・って記事はまだ終わっていません。正直、これからが本題です。

 

 


ある記者の質問

宮川学生が22日に語った、

「関学との交流戦なんてなくなってもいい」
「相手をケガさせたらこちらが得だ」
発言を井上は否定していましたが、それに対しある記者がこんな質問をしていました。

記者「井上コーチ、きのう宮川選手がお話ししたことをこの場で幾つか否定をされていますが、
長年指導されてきた宮川選手がうそをついている、間違っているという認識でよろしいでしょうか

 

井上「いえ、間違っているとは思っておりません。彼のきのう発表したことは、彼が思っていることは合っていると思います

 

記者「となると、相手の選手にけがをさせたらわれわれに得があるとか、定期戦がなくなってもいいだろうといった言葉は、宮川選手が覚えていた言葉はやはり発していたということになりますけど、違いますか」

 

その後の井上の発言はグダグダすぎて、聞くに値しないと別の作業に入ってしまいましたが、明らかに発言が矛盾していることがわかるでしょう。

生で聞いていた人間として、この質問がいちばん鋭く、核心をえぐるものでした。この発言を聞き出しただけで、昨日の記者会見は成功だったと思います。

 

この質問者は一体誰だ!?と、会見が終わった後の「リプレイ」で記者の名前を正直確認したのですが、

 

有馬隼人
彼の名は有馬隼人。TOKYO MX NEWSのキャスターです。正直、なかなのイケメンですね。私と大して年齢が離れてないのに髪の毛があるなんて・・・お、男は髪の毛の数じゃないもんね。

 

宮川学生の会見の時、こんな質問があったことを覚えているでしょうか。

「試合当日の5月6日、どういう形であれ、あなたはグラウンドに立ったわけです。
最初に反則をしたプレーで、(プレー終了を告げる)審判の笛は、聞こえていましたか?」

宮川学生は、

(相手のQBがボールを)投げ終わっていたことには、気付いていました」

数秒の沈黙の後、

「わかりました。ありがとうございます」

このやり取りだけだったので、リアルタイムで見ていた人はほぼスルーしていたと思います。正直、私もおや?と少し引っかかりを感じたものの、スルーしました。

しかしこの発言、アメフトを知っている人の間では、重い、短いけれどとても核心を突いていると話題になっていました。
この質問をした記者が有馬氏だったのです。

 

しかし、アメフトのルールを知らないと、正直このやり取りの意味がわからないと思います。
アメフトは、野球風に言えば「4アウト」で攻守が交代します。「4アウト」取られるまでに規定の距離(10ヤード)を進めば、また「0アウト」からスタートとなり、「4アウト」の時点で攻守が交代します。

その10ヤードの攻防がアメフトの基本。アメフトってどんな競技なの?を超手抜き説明するとこうなります。

 

そう言えば、昔ファミコンで「10ヤードファイト」というゲームがありましたな。

 

10ヤードファイトアイレムファミコン

調べてみたら1985年に、あのスペランカーを出したアイレムから出ていまいした。いやはや懐かしい。

アイレムのあの、正直存在意義が果たしてあったのか今でもよくわからないカセットのランプ、LEDだったとは。今でこそ常識のLEDですが、33年前にLEDとはアイレムもかなりの大冒険だったに違いない。あのランプがついていた意味がな(以下

おっと、ファミコンの話はそれまでだ。


アメフトは、審判がホイッスルを鳴らすことにより「アウト」となり、プレーが止まります。ホイッスルが鳴ったと同時にプレーは中断するのですが、あのタックルはホイッスルが鳴った後のこと。
それを踏まえて有馬氏は、
「君、笛が鳴ってたことに気づいて(あのプレーを)やったのか?」
と問い詰めているのです。

実は彼、元関学のQBで元プロアメフト選手でもあります。関学QBの時の背番号は3。被害者QBと同じ番号でした。
この短いやりとりは、自分の後輩が悪質なプレーで潰された怒りもあるでしょうが、宮川君かわいそう、彼も被害者だの空気の中、
「宮川君、君も加害者だということを忘れるな!」
と叱った唯一の記者でした。アメフトを1(ピン)から10(キリ)まで知っている元選手だからこそ、宮川学生の行為が許せなかったのです。
しかし、宮川学生は潔く自分の行為の悪質さを認め、反省の言葉を述べました。
同じアメフトをやる人間として、この言葉がどれだけ悲しかったか。「わかりました」の声が震えていました。
ただ、そのお叱りも愛があったからこそ。有馬氏はのちに、

「笛が聞こえたということは、フィールドの状態を冷静に認識できたということ」

と述べ、フットボール選手としてもう一度やり直そうとエールを送っています。


その分、昨日の有馬氏の怒りの矛先は、自己保身と逃げに走る前監督とコーチに向けられていました。上のやりとりの後も、手厳しくも核心を突くような質問があったのですが、もう少しで首が取れるいいところで、司会が割り込んできました。
この時、内田・井上城は陥落寸前、正直井上城はもう火の手があがり、もうひと押しで落城でした。質問を受けた時の井上のウキウキ・・・ではなく浮き浮きの挙動がそれを物語っていました。が、それを見た司会が、形勢不利とみて「援護射撃」したなと確信しました。
有馬氏も、質問は一人一つまでというルールを逸脱しましたが、もうちょっとで仕留められたものを・・・と悔しかったことでしょう。

今後の日大アメフト関連の質問は、正直、有馬さんとの1対1対談でいいよと本気で思います。
アメフトを知っているだけにツッコミも鋭いし、この問題は徹底的に追わなければいけない、というジャーナリストとしての使命感も感じます。
今後日大アメフト関連の記者会見を見る際、「TOKYO MXの有馬」の名前は覚えておくと良いでしょう。これを知るだけでも、正直この問題への認識がより深くなります。
「TOKYO MXの有馬です」
という声が聞こえたら、有馬キターーーと心の中で声を上げましょう。

 

 

 

そして今日、あるものをGETしました。

 

週刊文春日大アメフト

「砲」です。ほう。

正直、中身はまだ1ページしか見ていませんが、中にはどんな爆弾が潜んでいるのでしょうか。内容によっては記事にするかもしれません。

私が週刊誌を買うなんてよほどのこと。正直、この前に買ったのはいつだったのか、全く記憶にありません。

 

今回の記事は、勇気を振り絞って記者会見に望んだ内田前監督・井上コーチに最大限の敬意を払い、正直が普段より多めに入っています。お二人様への敬意を表するために、会見と同数の120回を目標にしようと思いましたが、正直、私ごとき雑魚がお二人の境地などには至れませんでした。

さて、この記事で私は何回正直を使ったでしょうか。どうぞお暇な方は数えてみて下さい、正直、書いた本人もわかりませんが。

 

今日の文春砲の一部の音声をどうぞ。あのタックルの試合直後の記者との雑談ですが、記者会見と明らかに矛盾したことを言っています。これは詰んだでしょ・・・。

内田が急に「入院」したのは、これが致命傷になることをわかっていたから。こう考えると、突然の「入院」も辻褄が合います。

 

 

==こんな記事もあります。興味と時間があれば是非どうぞ==

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

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