昭和考古学とブログエッセイの旅

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

上海の地下鉄怪綺談

以前、こんな記事を書いたことがあります。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

中国ならではというか、とんでもない所に地下鉄の駅を作ったと、当時話題沸騰となりました。
その本文中に、「鬼站」(ゴーストステーション)ということを書きました。
「鬼」は中国語では「幽霊」という意味になり、「站」は駅のステーションです。
一時期話題になった中国の「鬼城」(ゴーストタウン)をもじって、文章を書いているノリで作った造語だったのですが、
試しに中国版Googleこと「百度」で「鬼站」をググって・・・じゃなくて「百度」してみると、なんだか面白い結果が。

 

 


あ、怖い話が好きじゃない人は、ここから先へは行かない方がいいです・・・(フフフ

 下の「続きを読む」をクリックしちゃいけません、絶対にダメです!

 

 

 

上海地铁一号线漕宝路是鬼站?半夜现鬼影常有人离奇死亡_前瞻奇闻 - 前瞻网

 

上海地下鉄漕宝路駅(漕宝路站)

 

漕宝路駅(漕宝路站)の位置

 

 

上海の地下鉄に、「漕宝路」という駅があります。
かれこれ23年前、中国に留学していた大学が、すぐ近く・・・とは言えないけれど、けっこう近くにありました。
当時の上海は地下鉄が1本しかなく、それも試運転ついでに客を載せるという、日本では信じられないことをしている最中でした。もっとも、本数も1日5本くらいしかなく、とても「公共交通機関」としては使えない代物だったので主な足はバスとなるのですが、大学の前から出る市内中心部行きのバスが、ここ「漕宝路」を通っていました。

 

それから10年後、上海に駐在していた時の会社の最寄り駅がここでした。
私はリッチに行きは社用車、帰りはタクシーだった上に、家が駅と逆方向だったので通勤で使うことはなかったのですが、
元部下をはじめ、当時の中国人スタッフたちはこの駅を使っていたはず。

一度も使ったことはないけれど、20年以上のお付き合いの「旧友」なのです。
長いお付き合いだけれども、一度も会ったことがないネット友達のような感じでしょうか。

 

なので、元ネタの記事を見た時も、
「なんや、あの漕宝路かいな!」
と約0.012秒くらいで場所を把握。地図で調べる必要性すら皆無。
大阪市内より上海市内の方が詳しい私でした。

 

そんな駅が、今中国で話題となっている「鬼站」だというのです。
百度」で検索すると、「鬼站」は

「幽霊が出る駅」

「呪われた駅」

のような意味合いで使われていて、その代表格が「漕宝路駅」というわけ。

何故「漕宝路駅」が「幽霊が出る駅」と言われているのか。
真偽はさておき、こんな話があります。

その1:
駅のすぐ近くには葬儀屋があり、以前従業員用女子トイレの真横が霊安室だったという。

 

その2:
上海地下鉄の初期の駅なのでホームが狭く、ラッシュ時に人がホームに落ちやすい。
実際、ホーム転落事故が多い。
(※現在はホームドアが設置済み)

 

その3:
列車が「漕宝路駅」で何度も原因不明の故障を起こす。
過去に駅で列車が原因不明の故障を起こし、それをレッカー移動させた列車まで故障。交通が大混乱した事があった。

 

 

「漕宝路駅」の怪奇現象!?


漕宝路の怖い話その1

 

f:id:casemaestro89:20170516194715j:plain

数年前のある日、男性がホームで電車を待っていたのですが、列車が近づきホームに近づくと、
急にホームから転落し、そのまま列車に轢かれたそうです。
一部始終を目撃した人によると、まるで見えない何かにホームまで引きずられたようだった・・・と。

 

漕宝路の怖い話その2

 

f:id:casemaestro89:20170516194417j:plain

以前、田舎から出てきた女性が地下鉄珍しさにホームの入り口からトンネルを覗いたところ、
偶然電車がやって来て彼の頭を直撃。見るも無残な姿になってしまったとのこと。
(※中国語の原文ではその状態が書かれていますが、ここでは書かないようにします)
その後、地下鉄の営業が終了した深夜のこと。清掃会社の人が駅と付近のトンネルを掃除していました。
すると、誰もいないはずのトンネルの暗闇の奥から、女の狂ったような笑い声が・・・。
その掃除係の人はその場から逃げ出してしまい、恐怖のあまり辞めてしまったんだとか。
その話が表に出ると、「俺も聞いた!」「俺は頭グチャグチャの女を見た」という証言がいくつか出ることに。

 

不思議な話はまだあります。

 

漕宝路の怖い話その3

 

f:id:casemaestro89:20170516194333j:plain


ある男性が、「漕宝路駅」の終電にギリギリセーフでホームに到着しました。
やったぜ、終電に間に合った!とホッとした彼ですが、なにやら様子がおかしい。
駅の改札口もホームも人の気配は全くなく、いつもなら明かりが煌々と照らしているはずが、ついたり消えたり。。。
なんだか薄気味悪さを感じ、ホームを離れようとしました。
すると、暗かったトンネルが突然パッと明るくなり、電車が到着してきました。
終電キターと彼は思ったのですが、時計を見ると終電が来る時間ではない。
何より、列車到着のアナウンスも、電光掲示板による案内もなし。
恐る恐る近づいてみたのですが、ドアが開いた瞬間、寒気がするほどの冷気を感じました。
しかし、いちばん怖かったのは、この電車に乗客も、運転手もいなかったことだった・・・。

その後、それ回送ちゃうのん?と我に返ったそうですが、なんだか納得がいかないと話を締めくくっていました。

 

 

駅員も、ちょくちょく「幽霊」を見るようです。

 

ある日、赤い服を着た若い女性がここで飛び込み自殺をしたのですが、それから赤い服を女性が、
営業終了後で誰もいないホームの椅子に、うつむきながら座っている女性が。
もしもし、と声をかけようとすると、目の前でスッと消えていったとか。
それも、同じことを経験した駅員は、一人二人ではなかったそうです。上海地下鉄の駅員の間では、「漕宝路駅」の夜勤は相当肝っ玉が大きくないと務まらない、と言われているんだとか。


不思議なのは、上海の地下鉄で「漕宝路駅」以外に幽霊騒ぎは皆無なこと。
そして、リアリスト中国人が幽霊の事を話しているということ。

中国人は、金と金(かねときん)には目がない、超がつくほどの現実主義です。紀元前から「怪力乱神を語らず」(『論語』述而)という風に、こういう怪奇現象系の話はほとんど信じません。そういうところは怪奇現象大好き日本人とは真逆なのです。

しかし、こんな話題がネットで盛り上がっているということは、時代が変わったのか。

 

この話、信じるも信じないもあなた次第ですが、幽霊の話に国境はないようです。

 

・・・という話を書いていると、妙に背筋が冷たくなり、後ろがやけに気になってしまいませんか。そんな話は夏にしろって?

 書いている本人が、こういう話が大の苦手だったりします。もう怖いので寝ます(笑

 

☆☆最後までご覧いただき、ありがとうございます。

よろしければ、立ち去る前に下のボタンを押していただけると喜びます♪☆☆