昭和考古学とブログエッセイの旅

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

ブログエッセイ【歴史】

近頃の若いものは・・・

気づいてみれば、10日以上もブログを更新していない自分に気づきました。先月から続く酷暑で書く気力が削がれてしまった、営業ツールとして始めたツイッターのフォロワーが増え、そっちが楽しくなってきた(フォロワー1000人越えると反応が違ってきて面白…

モダンガール、エアガール…昭和の「尖端ガール」たち

昭和初期とはどんな時代か。これは政治・経済・文化・・・人によって切り口が変化します。それが歴史の多様性というもので、見方は一つではありません。 その中でも、社会史・女性史という点という観点から見ると、女性の社会進出が急激に広まった時代という…

映画『太陽の墓場』の舞台を歩く【昭和考古学】

釜ヶ崎・・・事情を知らない人は、名前を聞いただけで恐れおののく(?)、あのあいりん地区です。 よそ者が入れば身ぐるみ剥がされ、女はシャブ漬けにされて東南アジアに売り飛ばされると恐れられた地域の特質か、現在でも言われたい放題言われています。そ…

懐かしの昭和のテレビ番組ー象印クイズヒントでピント

クイズ番組全盛期時代 私のような40代が思い浮かべるクイズ番組と言えば、 ・クイズダービー ・連想ゲーム ・アップダウンクイズ ・クイズ百人に聞きました などなど、挙げていけばキリがありません。うんうんと頷いている人も多いのではないでしょうか。あ…

日本最強のレトロ学生寮、京大吉田寮に潜入!【昭和考古学】

もう3月の話になってしまいましたが、京都であるツアーに参加してきました。 その名は、 「京大の歴史的建造物を探索しようツアー」 京大は構内参観自由なので、ツアーに参加しなくとも一人で見ることは可能です。私も12年前ではありますが、1日かけて京大を…

時代の先を行き過ぎた!?とある企業の珍製品「電気手拭機」

突然ですが、冒頭からクイズです。 写真の製品の正式名称を答えよ。 昨今のトイレには必ずある、風で手を乾かす機械。これのことです。 この正式名称、即答できるでしょうか。 私はかなり頭を抱えました。これって正式名称を何というのだろう…「ジェットタオ…

『ルンペン節』から見える昭和のニッポン

タイトルからいきなり「ルンペン」ときましたが、ルンペンって言葉を知っているでしょうか。ルンペンとはドイツ語でボロ布という意味で、それが日本に入り、転じて「浮浪者」「失業者」という意味になりました。破れた帽子をかぶり、穴が開いた服を着ている…

日本軍=丸坊主!?【昭和史万談】

「日本軍=坊主頭」というイメージ 私が高校に合格し、さて入学式と校門をくぐった時、そこには今まで見たことがなかった、少し異様に思えた光景がありました。全員ではないものの、男子のだいたい半分からそれ以上が、坊主頭だったのです。中には丸刈りな男…

君は、日本初の冷房車を知っているか

非冷房車があった頃 冷房がついた電車・・・今の時代、そんなものはついてて当たり前の時代になりましたが、昔は「そうじゃない時代」もありました。 私が小さい頃の昭和50年代、母親に手を引かれて祖母の家へ行っていた時のこと。 当時の住まいは南海沿線だ…

歴史はあやうく繰り返すー境港某大爆発事件

かなり前の話なのですが、ニュースサイトのこんな事件が目につきました。 www.sankei.com 陸上自衛隊大宮駐屯地(さいたま市)は12日、駐屯地内で警衛勤務中に火気の使用が禁止されている弾薬庫で喫煙したなどとして、第32普通科連隊の2人を停職処分に…

数年で消えた幻のレジャーランド、砂川遊園と砂川奇勝の話「補足編」

砂川遊園、砂川奇勝アゲイン 砂川遊園・奇勝のおさらい 泉州の宝塚 砂川遊園の最期 戦後の砂川遊園と奇勝 砂川奇勝保存運動 泉南市が目指す目標 展示会、行く価値ありか 砂川遊園、砂川奇勝アゲイン 以前、「砂川遊園」「砂川奇勝」、そして「第ゼロ号ネズミ…

上海日本人租界散歩 先人たちの跡を訪ねて 第三章

仕事で上海に駐在していた10数年前、「旧日本租界を歩く」というライフワークがありました。「租界」とは金で異国の土地を買い、事実上の領土とした土地で、「植民地」「租借地」とはまた違うジャンルの土地所有です。日本史では、横浜や神戸などにあった…

映画『火垂るの墓』番外編 現代に残る三ノ宮の戦争の痕

先々週だったか、亡くなったアニメ界の巨匠、高畑勲監督追悼記念に『火垂るの墓』をテレビで放送していました。その後、台湾や香港でも追悼放送されたらしく、みんな目に汗を浮かべていたということがネットで書かれていました。あの映画で涙するのは世界共…

淡路島の忠魂碑と桜

今年も「サクラサク」の季節になってまいりました。 Twitterのタイムラインをボケっと見ていても、ところどころで桜の開花と花見の報告を見ることができます。 ここ淡路島でも桜が満開、気温も20℃前後と4月らしからぬ花見日和、早速酒を片手に花の下で一杯や…

現代の遊女からのお便り

まったりブログサーフィンをしていて、偶然見つけたブログより。 soft34.hatenablog.com 言及先では、元風俗嬢だった主さんが、「職業に貴賎はあるのだろうか」をテーマに考察する内容ですが、私は違うところに引っかかりました。

台湾に残る日本語の世界 Part.2

前回の記事の「アタマコンクリ」、台湾には日常会話に相当の日本語が入っていることに衝撃を受けた人が多かったと思います。 parupuntenobu.hatenablog.jp 台湾で使われている台湾語や北京語などに浸透している日本語を、「日式台語」と言います。和製英語な…

太平洋戦争中、『戦争反対!』と言ったらどうなるの?

「昭和は遠くなりにけり」時代は21世紀となり、平成ももうすぐ終わりを告げようとします。昭和という言葉がますます遠くなり、じきに文化財扱いされるのではないかと、昭和生まれの私はつくづく思います。 しかし、メリットもあります。「昭和」という時代…

横山やすし-昭和最後の芸人の幼少期を訪ねる【昭和考古学】

昭和最後の芸人の死 平成8年(1996)1月の大阪摂津市。ある男が、自宅で短くも太く濃い波乱の人生に幕を閉じました。その男は死の前夜酒を飲み、長年の深酒に肝臓が悲鳴を上げたアルコール性肝硬変でした。「あんた、これ以上飲んだら死ぬで」と医者に通告され…

大阪の「雷伝説」を訪ねるー長承寺の雷井戸と歯痛地蔵(堺市西区)

少し間が空いてしまいましたが、新年の「くわばらくわばら」の由来を訪ねる第二弾です。 parupuntenobu.hatenablog.jp 前回は、「くわばらくわばら」という言葉の由来と言われる「西福寺」(大阪府和泉市)というお寺を訪ね、「くわばら」は「桑原」が絡む話…

大阪の『くわばらくわばら』の由来を訪ねるー西福寺(和泉市)

昔々の日本では、ゴロゴロと雷鳴が鳴った時に、「くわばら くわばら」と唱えると雷に落ちない、というおまじないがありました。それが転じて、「くわばらくわばら」は災難や嫌なこと除けのおまじないとして広く伝わりました。「ありました」と言っても今でも…

台湾の標準時が変わる!?そこから見える台湾の「脱中華」

昨日、夜も遅いしそろそろ寝ようかと思っていたところ、スマホであるニュースを見てビックリ仰天しました。 台湾の標準時変更か現状維持か 台湾の標準時をめぐり、市民から変更と現状維持で対立する要望が寄せられたのを受け、内政部は19日、標準時変更は形…

養命酒提督と山本五十六

近代史や軍制史に疎い人は、陸軍と海軍を「日本軍」として一緒くたにまとめてしまうことが多いですが、これほど危険なことはありません。陸軍と海軍は、これが同じ日本で隣り合わせだった組織だったのかと思うほど、全くの別人格でした。陸軍はプロシア(ド…

吉田茂からのメッセージ

「日本の歴代首相の中で誰がいちばん好きですか?」 と聞かれたら答えに詰まってしまうので、以下の条件をつけます。 「戦後の首相では」 この条件なら、真っ先に吉田茂の名前を思い浮かべます。たぶん、これに同意する人も多いと思います。 吉田茂は有名な…

旧制台北高等学校物語ー外伝 『台北高校物語』

台湾に残る旧制高校の面影を3回に分けて紹介してまいりましたが(リンク先は巻末で)、このシリーズを書くために、いろんな方向から資料・文献を参考にさせてもらいました。 ネタをひらめいて書き終えるまでが「昭和考古学の発掘作業」なら、その作業のほと…

映画『火垂るの墓』の矛盾を考察してみるー後編

前編では、劇中で触れていた巡洋艦『摩耶』を中心に、海軍の諸制度と絡めてアニメとの世界観の矛盾を考証していきました。 parupuntenobu.hatenablog.jp 今回の後半は、清太・節子兄妹は果たして死ぬ必要があったのか!?という考察を広げていきたいと思いま…

映画『火垂るの墓』の矛盾を考察してみるー前編

『ホテルの墓』・・・間違えた、『火垂るの墓』やった。ホテルの墓ってどんな墓やねん。初っ端から素で打ち間違えてしまいました。何に疲れているのか分かりませんが、少し疲れているようです。 気を取り直して仕切り直し。 『火垂るの墓』という映画があり…

隠れた台湾の名総督。その名は・・・

台湾の発展に貢献した日本人と言えば、最近像の首が切取られ話題になった八田與一など、いろいろ名前が出てきます。 parupuntenobu.hatenablog.jp parupuntenobu.hatenablog.jp 他にも、児玉源太郎・後藤新平・新渡戸稲造・明石元二郎などなど。 彼らの名前…

『探偵ナイトスクープ』のアホバカ分布図 プロローグ編

『探偵ナイトスクープ』というテレビ番組があります。深夜番組なのに関西で視聴率30%を出したお化け番組として知名度が高い番組です。この記事を見ている人の中でも、毎週見てます!という人(特に関西人)が多くいると思います。 知らない人のために説明し…

近代史の「予言者」たち

www.mannerstyle.jp いつも拝見させていただいているブログ、マナースタイルさんから二度目の言及です。 聖徳太子は数々の伝説を残したという、本当のことかはさておき、日本の歴史に燦然と輝くお方です。 マナースタイルさんが本文で述べているもの以外にも…