昭和考古学とブログエッセイの旅

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

消えた遊郭・赤線跡をゆく-和歌山天王新地編

遊郭・赤線跡探索がライフワークの私だが、興味の範囲はあくまで歴史であり過去である。「現役」には特に興味を持たないので和歌山県にいくつ「現役」があるのか、それはわからない。が、和歌山県で私が唯一知っている場所がある。それが今日のお題、天王新…

阪和射撃場-阪和電鉄幻の施設が今ここに明かされる

現在、関西空港へのアクセスラインとして大車輪の遅延騒ぎを起こし・・・は今や昔、JR西日本のドル箱路線として活躍している阪和線。昔は「阪和電気鉄道」、略して阪和電鉄という私鉄であった。 当時の経営陣は、ネタを残すために経営していたわけではないの…

紀和駅と駅名の由来-かつてここは和歌山駅だった

和歌山県和歌山市。かつてここには、「和歌山駅」があった…いや今でもあるやんかという声が聞こえてきそうだが、現在のJR和歌山駅のことではない。 南海電鉄和歌山市駅からJR和歌山駅まで、東西に走る一本の線路が走っている。地元住民か鉄道好きのお友達以…

神戸の近代建築に残る戦争の痕

太平洋戦争が終わってから、74年が経とうとしています。 「あの戦争をまた繰り返す気か!」 と鼻息の荒い人の横で、 「え?アメリカと戦争していたの?知らなかった!」 と驚く若者も現れ、やれ平和ボケだと目くじらを立てる人もいます。が、70年以上も経て…

ファーウェイ問題に見る国家の信用

アメリカと中国の貿易戦争が加熱していますが、その中で少し忘れられがちであったファーウェイ(華為技術)も新たな動きが出てきました。 アメリカの、事実上の華為製品全面禁輸に対し中国がこんな声明を出しました。 中国外相、米は「ファーウェイいじめ」…

消えた遊郭・赤線跡をゆく 三津浜稲荷新地編

「坊っちゃん」の降り立った地-三津浜 三津浜の遊郭-稲荷新地 電柱に残る稲荷新地の跡 おまけ 「坊っちゃん」の降り立った地-三津浜 三津浜(みつはま)は、愛媛県松山市街の北西にある港町です。古くから伊予水軍の本拠地であり、江戸時代から明治後期に…

淡路島幻の○○飛行場【昭和考古学】

淡路島の飛行場 現在、淡路島には民間飛行場を含めた空港は存在していません。が、現在は関西空港を発着する航空機の主要ルートになっており、管制塔の交信をネットで聞いていた時も、「アワジ」という声が頻発していました。空を見上げると時折、我が家の真…

コインスナック御所24ー日本で唯一のレトルトカレー自動販売機が残る場所

元号が平成から令和になって初めてのブログ更新です。 元号が変わっても平性の生活が変わるわけではないのですが、やはり時代が変わったのだから自分も心機一転しないとな、という気分にさせるのが元号のパワーかもしれません。明治に入り一世一元の制となる…

【昭和考古学】「阪神飛行学校」と盾津飛行場(大阪陸軍飛行場)

大阪の大和川河口、現在の南港口周辺に「第ゼロ代関西国際空港」建設計画があったことを、先日書きました。 parupuntenobu.hatenablog.jp 「戦前、南港に空港を作る予定だったらしい」この話は地元に伝わる伝説として小耳程度にはさんでいたものの、おばちゃ…

幻の大和川国際飛行場【昭和考古学】

現在、大阪には 関西国際空港(関空) 大阪国際空港(伊丹空港) 八尾空港 の3つが存在しています。広義の点では神戸空港も含めてもいいでしょう。 現在はそれぞれの空港で仲良く(?)棲み分けが出来ていますが、かつて戦前の大阪で熾烈な空港誘致競争があ…