昭和考古学とブログエッセイの旅

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

ブログ移転のお知らせ

私のTwitter垢を見てくれている方は、もうご存じでしょうが、今年の1月よりワードプレスにてブログを移転しました。

新しいブログのリンクは最後に貼りますが、今年よりブロガーとして本格的に稼働することになり、心機一転WPへの移動となりました。

別にはてなブログが不満だとか、そういう理由で出て行ったわけではありません。「賃貸マンション」から「郊外の一軒家」というマイホームを持ち、引っ越しただけと思っていただいて結構です。

はてなブログの記事は順次WPの方へ移していっているので、現在はここのブログからの転載が中心です。が、ちょくちょく新着書き下ろし記事も増やしていくので、よかったら新しいブログの方もよろしくお願い致します。

 

=新ブログ=

「野良学徒の歴史研究(とブログエッセイ)」

 

yonezawakoji.com

 

また、こちらもTwitter(のプロフ)を見ていただければわかりますが、ここでも書いていた台湾を中心とした東亜情勢のブログも別途作成しました。

 

=台湾史・東亜情勢ブログ=

「台湾史.jp」

taiwanhistoryjp.com

 

はてなの方は、ブログ記事を整理しWPに移転次第、閉めることと致します。

引っ越しのウキウキさの反面、長年住んだ家を離れる気分は幾ばくかの寂しさを感じますが、それも新たな旅立ちへの一時的な感情に過ぎない。これから本格的にやっていきますので、改めてよろしくお願い致します。

 

 

台湾に残る日本語の世界 Part.2

 前回の記事の「アタマコンクリ」、台湾には日常会話に相当の日本語が入っていることに衝撃を受けた人が多かったと思います。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

台湾で使われている台湾語や北京語などに浸透している日本語を、「日式台語」と言います。和製英語ならぬ台湾製日本語なり。

前編の反響を見て、台湾に残る日本語事情を20年以上前から知っている私にとっては、あれ、みんな意外と知らないのねと衝撃でした。それでも調べていくうちに予想以上に残る日本語の数々に、書いた本人も衝撃を受けました。

 前回は適当に書かせていただきましたが、これは面白いとさらに調べてみるとなかなかおもしろい世界が開けてきました。

今回は、そんな「あなたの知らない『日式台語』」のさらなる世界を。

 

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台湾に残る日本語 Part.1

目次:

  • 台湾の言語事情
  • 台湾史から見る日本語
  • 台湾に残る日本語
  • 台湾で見つけた「日本語」
  • 昔はもっと残っていた日本語

 

台湾の言語事情

日本統治50年の歴史がある台湾には、今でもしれっとしたところで「日本文化」が残っていたりします。
昔の日本の姿のまま残されているものもあれば、時代と共に台湾ナイズされ原型をほとんど留めていないものもあるのですが、そういった「日本人の置き土産」がいちばん色濃く残っているのが、言葉です。

 

台湾で使われている言葉

台湾で使われている言葉を簡単にまとめると、上の図となります。

「中国語族」「原住民語族」は、私が便宜上勝手につけた名称で、言語学的にはカッコ内の名称となります。

台湾で話されている言葉は、「中国語族」が圧倒的ではあるし、普段耳にする言葉も「中国語族」がおそらく99%。しかし、こうして見てみると台湾ってかなりの多言語・多民族国家なのです。

一つ注目すべきは、日本統治時代は「高砂族」と呼ばれた原住民の言語が、オーストロネシア語族だということ。たぶん、私の年齢以上だと、「マレー・ポリネシア語族」で覚えていたはずなので、あれ!?といぶかしむ人もいるはず。

オーストロネシア語族とは旧マレー・ポリネシア語族の新名称なのですが、マレーシア・インドネシアから太平洋上のパラオ、NZのマオリ族、最東端はハワイやタヒチ、最西端はアフリカのマダガスカルの言葉までを網羅する、広い範囲の言葉の集団です。

太平洋を網羅するこの言語集団の根っこの原郷が、実は台湾原住民の諸言語です。

 

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15年前くらいまでの常識では、人類の移動はこういう流れだと覚えているはずです。17年前のNHKスペシャル『日本人 はるかな旅』でも、このルートが紹介されています。

 

しかし!最新の言語学や考古学の研究の結果、現代ではこういう流れに。

 

オーストロネシア語族の分布の流れ

矢印の方向が真逆になっています。

およそ5500年前、台湾からある集団が南下しフィリピンに渡り、1000年かけてニューギニアまでたどり着いたという流れです。大昔の東南アジアの言語が、原住民の言語に生きた化石のように残っているということです。

また、これは異論もあるのですが、台湾から一部北へ向かった集団もおり、日本語も母音で終わる語彙の構図がオーストロネシア語族の特徴を色濃く残しているとされています。

  

・・・話が脱線しそうなので、元に戻すことにします。

 

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他人をコントロールしようとする事、他人にコントロールされる事

 

日本特別扱いに中国反発=台湾地震の救援めぐり

headlines.yahoo.co.jp

 

台湾東部の地震で、蔡英文政権が中国ではなく日本の救援チームを受け入れたことに中国国内で反発が出ている。

共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)は8日、「大陸を拒絶しながら日本の援助を受けるのか?」と題する記事を配信した。

環球時報によると、台湾総統府報道官は8日、救援の人員や物資は足りていると説明し、中国などの援助を辞退しながら「唯一の例外は日本だ。高価な探査機を持っている」と発言した
日本の救援チームは8日、震源地に近い花蓮で、傾いたビルで人命探査装置による捜索活動を始めた。

 

まずは、地震で亡くなられた住民のご冥福をお祈りいたします。一日も早い花蓮の回復をお祈り申し上げます。

 

この記事は、台湾の蔡英文総統が中国の救援隊を断り日本のを受け入れたことに、中国がキャンキャン吠えている「いつもの流れ」です。

結果的にはこれ、選ぶのは台湾の方。どちらを選ぶかは相手の勝手。
「カラス何故鳴くの。カラスの勝手でしょ
というドリフターズの替え歌がありましたが、そういうことなのです。
「勝手でしょ」という、自分がコントロールできない事を必死にコントロールしようとし、他人が持っている選択権を俺によこせとなるから、イライラするハメになる。中国は体を張って、俺みたいになるなよと世界中にアピールしてくれているのです。
それか、同時に好きな女の子に告白してフラれた方が、
「あいつは特別扱いだから(=俺様を振りやがって!)」
と負け惜しみを言っているというか。

同じ言うなら、
「日本よ、うちの台湾を頼むぜ」
と彼氏気取りでメッセージを送った方が良い。どうせ叩かれるなら、こちらの方がよほど「中国らしくて結構」と思いますわ。


しかしこれ、中国のことを笑えたものではありません。
人の振り見て我が振り直せ、個人レベルでもコントロールできないことをコントロールしようとして、一人もがいていることが見受けられます。

 

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BEのぶの外国語論 第三章ー英語落語で英語を勉強しよう

語学論外国語論

英語をはじめとする外国語を勉強する方法・・・勉強したいけれどという人は、まずそこで迷路にはまってしまうことが多いです。本屋に行っても、英語のテキストが山というほどありますしね。
しかし、私が外国とその言葉に興味を持ち始めた30年前、小学生のガキが外国語が聞ける機会と言えば、NHKの語学講座と短波ラジオくらいでした。短波ラジオ片手に、ベランダで夜空を見上げながらチューニングしていると、ノイズの奥からかすかに異国の言葉が・・・という経験をした人は、たくさんいることでしょう。

 

今では、インターネットを通してクリック一つで世界中のラジオが、短波ラジオと違ってノイズなしで聞ける。本当に良い世の中になったと思います。
しかしこれ、海外からの視点だと「ただし、日本を除く」だったりします。
日本にも、radikoNHKらじる★らじるなど、リアルタイムでラジオが聞けるアプリがあります。が、これにはある制限があります。それは「日本国内限定」。海外に行かないと実感が沸かないですが、これらのアプリは日本でしか起動しないんです。

仮にradikoを起動させてみて下さい。まずIPチェックが行われているはずです。海外から聞こうとするとこの時点で、
「お前に聞く権利などない!」
と弾かれてしまう。つまり、日本のアプリでありながら海外在住日本人は使用不可。

私はPCやiPhoneのアプリで中国・台湾・ロシア・イギリスのラジオをリアルタイムで聞いていますが(どれを聞くかは気分次第ですが、台湾の国営ラジオの語学講座を聞くと面白い)、何の制限もありません。こんなアホみたいな制限をかけているのは、世界広しといえども日本だけでしょう。いや、北朝鮮があったか(笑)


それはさておき、ネットラジオの普及で外国語学習の選択肢が増えたことは確かです。
それだけに外国語学習の道標が増えてしまい、混乱していることも確かです。語学への入口が多すぎて、どれを、どこから手を出して良いのかわからなくなり、モチベーションがフェードアウトしていく・・・と。


「海外旅行に困らない程度、そこそこ会話ができればいい」
「最初からとっつきやすい英語の教材が欲しい」
という方のために、私は、ある新しい選択肢を用意しました。

それが英語落語です。

 

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BEのぶの語学論 第二章ー英語はEngrishを目指せ

外国語エッセイ

 

以前、語学屋さんとしての矜持、というか語学を勉強する基本を書かせていただきました。

parupuntenobu.hatenablog.jp

おそらく、外国語に対する誤解が日本人の中にあるのだろうなと感じて書いたのですが、特に「レアリア」は新鮮だったようです。外大で外国語学を勉強すればまず叩き込まれる基本中の基本なのですが、やはりここがわかっていなかった、と我が意を得たりでした。

 

その記事を、女装家(←私が勝手につけました)の美奈子さんのブログで言及していただきました。

www.utsu-joso.com

 言及されてまた言及返しなんて初めてですけど、言及のキャッチボールはブログの書き手にしか出来ない「ブログコミュニケーション」の一つでしょうね。

 

美奈子さんは、

「英語は国際共通語にあらず、ブロークン・イングリッシュが国際共通語である」

と書いています。

結論から書くと、それは正解です。

 

国連総会にて。

ソ連「英語は国際共通語にあらず!」

米「じゃあ何なんだよ」

ソ「ブロークン・イングリッシュだ」

 

という有名な小咄(ジョーク)があります。

世界の英語人口は、ざっくりで約17億人と言われています。これはネイティブだけではなく、英語を第二外国語と定めている国の人口も含んだ数ですが、17億人のうちネイティブは約4億人。総英語人口の23%に過ぎません。残り77%は何か。「ブロークンイングリッシュスピーカー」なのです。非英語ネイティブ国家のうち、政府が自国民英語通用率100%宣言をしているのは、アイルランドオーストリア・オランダ・フィンランドの4カ国のみです。オースト「ラ」リアが移民多めで英語通用度100%ではないのに、「ら抜き」が100%というのも、なんだか皮肉に聞こえます。

10人中8人が非ネイティブという現実がある以上、こちらが話す英語もブロークンでいい。向こうもブロークン英語を話すのだから、こちらもブロークンで結構でしょう。

 

しかし、日本人はそれがダメなんです。国民気質からそれが出来ない。

理由の一つに、日本人の職人気質ゆえの完璧主義が挙げられます。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

上の記事で、細かいところに気がつく日本人の完璧主義は、こと語学になると足かせになるということを書きました。

発音や文法の細かい点が気になり、完璧にならないと話そうとしないのです。

 

もう一つは、相手に気を遣う国民性。

日本人は自動的に相手に気を使ってしまう癖がありますが、それが英会話実践となると、

「自分がちゃんとした(≒完璧な)英語話さないと、相手に失礼」

という思考になってしまう。

これは悪いことではありません。むしろその繊細な心が、繊細ではない外国人の心をつかんだりする日本のブランド力となっています。しかし、こと語学となるとこれも足かせとなってしまっているのは否めない。

日本人の語学力を向上させよう、もっと英語を身近にという動きは、上は文部科学省、下は大阪府もやっていますが、私の持論は、

「無理無理!無駄なエネルギー使いなさんなww」

日本人を語学上手にするのは到底無理。どうしてもというのなら、日本の国体を根本からぶっ潰して縄文時代に戻さないとダメ。これが私の不変の理論です。

語学に堪能になるには口先だけでなく、私のように「空気を全く読まない」「相手を押しのけても自己主張する」肝っ玉も必要なのですが、無理でしょ?日本の英会話学校のグループレッスンでやると、間違いなく顰蹙を買いますし(笑

 

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2017年台湾の旅ー台北よ、私は帰ってきた!ものの・・・

==前回までのあらすじ==

四捨五入すると約20年ぶりに台湾へとやってきた私。

初めての関空第二ターミナルに初めてのLCCを満喫し、台北に降り立った。

開通数ヶ月の空港鉄道の、まるでツッコんでくれと言わんばかりのサービスに、お言葉に甘えてツッコミを入れながらついに台北駅へ。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

桃園空港MRT台北車站

 

桃園空港MRTの台北駅は、さすがまだ開通して数ヶ月ということもあってか、構内にはまだ新品の香りがプンプンしてきます。
20年前の記憶だと、ここから駅近くの宿までは徒歩10分もかからないはず。さっさと地上に出て一直線に向かえばいい。

しかし、今の台北駅前は、そうやすやすと地上へ上がらせてくれません(笑)
約20年の間にいわゆる駅チカがえらい発達しており、事実上初めての経験となる私にとってはかなりの迷路。
台湾へ約20年ぶりに行くと知人に言ったところ、
「えらい変わってるよ~。特に台北車站の地下」
と言っていたのですが、なるほど、さもありなん。

 

台北駅地下構内の地図

現時点での台北駅前の構内地図ですが、私が台湾に住んでいた頃にあったのは、台鉄(台湾国鉄)の駅だけ。空港行きのMRTも当然なかったですが、市内MRTもない。20年前は赤線(淡水線)は開通していたものの、台北駅一歩手前の中山というところで止まっていたことをふと思い出しました。なんでそんな中途半端なところで地下鉄止まってんねん!さっさと台北駅まで通さんかい!と思った記憶が奥底から蘇ってきました。
当然、当時は高鉄(新幹線)なんざ話にすら上がっていない。
それ以前に、地下街すらなかったのです。

 

なかなか地上に上がれないジレンマを抱えつつ、、なんだか変わったなおいと迷子を楽しんでいると、台北駅の真上にたどり着いたもよう。
さすがにこの台鉄台北駅は20年前にもあったので馴染みがある。そこで階段を駆け上ってみると。

 

台北駅(台北車站)構内

あ、あれ?こんなにだだっ広かったっけ??

 

台北駅(台北車站)外観

 

台北駅(台北車站)外観その2

後で外に出て確認すると外見は全然変わってないのですが、天井が高くなって開放感が出た感じもするし、切符売り場周辺も20年前はゴチャゴチャしていたものの、かなりスッキリして初心者にもわかりやすくなっていました。

 

台北駅(台北車站)の中

何より変わったのが、駅構内にある売店の数々。コンビニはもちろん、中華の包子(パオズ)屋もあれば台湾鉄路弁当屋もあり、日本のお菓子屋もあり、すごく華やかになっています。それ目当てか人の行き来も多くなり、活気がムンムンとこみ上げてきている感があります。

こんなもの、20年前はなかったぞ。一軒たりとも・・・いや、コンビニくらいは遭ったかな!?

 

外見は変わらなくても、中身はすっかり変わってしまった台北車站。あの時の面影と言えば、

 

台北車站の近距離用自動券売機

この昔ながらの近距離用自動券売機くらいでしょうか。日本製のこの機械、これは全く変わっていない。おお老兵よ、まだ生きておったかと旧友と再会した気分でした。

 

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『探偵ナイトスクープ』のアホバカ分布図 各地方の「アホバカ」表現編

関西の人気テレビ番組『探偵ナイトスクープ』で、今から27年前に視聴者からの素朴な疑問から始まった「アホバカ分布」のことを先日お話しました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

上の記事を見ていない方は、まず上の記事からどうぞ。

そうでないと、おそらく今からの流れがわからないと思うので!?

 

関西人の言う「6チャン」ことABCテレビが予算をつぎ込み、全国の教育委員会すべてに、

「オタクの地域の『アホバカ』は何と言いますか?」

というアンケート用紙を送り、電話での問い合わせも含めて「すべて」から回答を得ました。

その結果、出来上がった地図、タイトルにもなっている「アホバカ分布図」が出来上がりました。

それが下の地図です。

 

アホバカ分布図

『探偵ナイトスクープ』らしいとも言えるし、らしくもないと言えるこの「アホバカ分布図」を見ると、実に面白いことがわかるのです。

「アホバカ」は、全国で約320種類の言い方があるのですが、いちいち挙げていたらキリがないということで、『アホバカ分布図』は言語学者の監修のもと上位23種を中心に挙げています。

この分布図は、気合が入りすぎて印刷しすぎたらしく、当時の『探偵ナイトスクープ』の収録見学者に無料で配られていました。しかし非売品のため今は幻の品になっています。ぶっちゃけ、私もこの完全な形で写っている分布図の画像を探すのに、どれだけ苦労したか。

しかし、それだけあって拡大したりして細かく見ていくと、言語や方言に興味がある私にとっては、手に汗握ると言って良いほどの面白さでした。

 

その方言分布を、今回はひとまず地方別に分けてみます。

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『探偵ナイトスクープ』のアホバカ分布図 プロローグ編

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『探偵ナイトスクープ』という、深夜番組なのに関西で視聴率30%を出したお化け番組があります。この記事を見ている人の中でも、毎週見てます!という人(特に関西人)が多いはず。


知らない人のために説明しておくと、『探偵ナイトスクープ』は一般視聴者からの素朴な疑問に、『探偵』(調査員のお笑いタレント)が調査し答えるバラエティ番組です。
また、視聴者の力では実現できない夢を叶えさせて欲しい、という要望もあります。

爆笑したかと思えば感動して涙したり、見てる方もなかなか忙しくなる番組です。

この番組のまことに大阪らしいところは、依頼人が視聴者である素人なのはもちろん、アドリブで赤の他人の素人(通りすがりのおばちゃんとか)も平気で巻き込むところ。
依頼人へのインタビューなど現場対応も、相手が「そこらの一般市民」なのでそれなりのガイドラインが存在しますが、基本はディレクターと『探偵』にすべてお任せだそうです。
今でこそ視聴率30%の勢いは失ったものの、関西での知名度と人気はダントツ。何気に来年で放送30年、1988年からやっている長寿番組でもあります。

 

30年近くもやっていると、「神回」と呼ばれる回がいくつも登場しますが、その中でも「神回中の神回」と語り継がれる、否、神回などという低次元な言葉で処理できない一大プロジェクトが、25年以上昔にあったのはご存知でしょうか。

あくまでバラエティなので、番組構成はあくまで関西風お笑い系ですが、クオリティはNHKスペシャルをしのぐ大スケール。全国に「『探偵ナイトスクープ』ここにあり!」と知らしめた伝説のシリーズでした。


しかし、それが放映された時はまだ関西ローカルだった時だったので、関西人以外は見たことも聞いたこともないかもしれません。

 

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