読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

淡路島にかつて鉄道があった!その51年後の姿を追う

 

淡路交通鉄道線(淡路鉄道)洲本駅写真

 

前回、ふとしたことから淡路島の鉄道のことを知り、記事にしました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

「淡路島に鉄道が走っていたなんて知らなかった!」

という声がありましたが、それは仕方ない。廃止されて既に51年が経ち、鉄道の痕跡すらほとんどなくなっていますから。

しかし、地元の人の間では世代から世代へと語り継がれているようで、かつて鉄道が走っていた道を、今でも電車道と言っています。

 

洲本には「市立淡路文化史料館」という歴史博物館があるのですが、そこには淡路鉄道の写真の絵葉書が、5枚一組¥250で売られています。

 その中には、珍しいカラー写真もあります。

 

淡路交通鉄道線(淡路鉄道)カラー写真

 

淡路鉄道カラー写真

 

淡路島の鉄道の電車って、こんな色してたんですね。

 

ここから淡路島の鉄道(淡路交通鉄道線)のことを掘って行こうと、図書館と郷土資料館で資料集めとなりました。

 

続きを読む

日本人はなぜ英語や外国語が苦手なのか?歴史・文化的5つの原因

「日本人はなぜ英語が苦手なのか」という永遠のテーマ

 

日本人はなぜ英語が苦手なのか

 

海外で働いていた頃、外国人によく聞かれる質問のトップ3に入るものがありました。

 

「日本人はこれだけ教育レベルも知的レベルも高いのに、何故英語が話せないんだ?」

 

英語に限ったことではありません。

日本人は何故語学が苦手なのか?

ある意味我々にとっては永遠のテーマです。

 

いろんな人がいろんな要因を挙げて語っていますが、よく挙げられる説を。


「日本語は他の言語と比べて文法構造がうんぬん」

この理屈が成り立つのであれば、韓国人やモンゴル人、フィンランド人も苦手でないと、理屈が成り立ちません。
実際は、モンゴル人は英語やロシア語のバイリンガルが多いし、フィンランドの英語普及率は政府が「100%宣言」しています。

これで論理が破綻します。


「日本は島国だからうんぬん」

同じ島国のアイルランド人が英語とアイルランド語バイリンガルという理屈は?
フィリピンがタガログ語(や他の言語)+英語のバイリンガルということを、「島国」というキーワードで説明できますか?
この論理が成り立つなら、イギリス人は英語しか話せないという理屈になっちゃいますが?

これも論理が破綻しています。


私は、外国人が疑問に思う、
「日本人はなぜ英語が話せないのか?」
に、こう答えています。

 

「話せないのではない。『話す勇気がない』のだ」

 

英語もそれなりに出来るので、中国語だけではなく英語の通訳を頼まれたりするのですが、話を聞いてみると、頼む方は外国人が何を言ってるのかはわかるそうです。
リスニングは問題ないということなのです。


しかし、わざわざ通訳を呼ぶ。

 

これは一体どういうことなのか?外国人に説明しても理解できません。そりゃ私も理解できないですから(笑)


今回は、語学と共に生きて約30年の私が、他の人が採り上げない、見落としがちな日本独特の文化的要因から、日本人は何故英語を含めた外国語が苦手なのか?
を考察していきたいと思います。

 

続きを読む

iPhone6から赤い7に変えました【大阪弁エモログ】

4月下旬、ついに我が携帯が2年経ち、無事更新月を迎えました。
これは携帯を変えるチャンス、即刻iPhone7にしてやる~と携帯ショップへ走りました。

 

「7Sまで待てばええのに~」
という声もあったんやけど、

 

・イヤホンジャック壊れた~
・充電の挿し口がもう限界~
・バッテリーも限界~

 

7Sまで待たれへん、やんごとなき事情があるのです。

3GSからのiPhoneユーザーなのでiPhone歴はかなり長し。
iPhoneはそろそろ飽きたから次はAndroidにしようかな、こっちの方がケータイ本体の選択肢多いし。


と思ったんやけど、どうしてもAndroidに踏み込めん理由があるんです。

 

 

どうしてもiPhoneでないとあかん理由

①外国語辞書アプリが豊富
私は仕事で外国語を使い、プライベートでも外国語の勉強が趣味なので、語学アプリは必須です。
中でも辞書系アプリは、もう手放されへんものになっています。
いちおう、私のiPhoneの中には、
・英和辞典 x 3
・英英辞典
・中日・日中辞典 x2
・中中辞典
スペイン語辞典
・日韓・韓日辞典
・日露・露日辞典
・英露・露英辞典

・国語辞典(大辞林
・漢語辞典
類語辞典


などなど、知らん間にけっこう入っています。普段から使っとるかどうかは別問題として(笑)
ほとんどが紙ベースで売っている辞書のアプリ版なんで、もちろん有料。
超どんぶり計算で総額3万円以上だと思います。

 

今から携帯をAndroidに変えるとなると、アプリから買い直しとなります。それだけで3万円以上かかる。
が、それはお金さえ出せば問題はありません。


それ以上に問題なのが、そもそもAndroidって外国語辞書系アプリが少ないのです。
英語系は支障あらへんけど、それ以外の語学となるとお寒い限りのマイナス50℃です。
中国語ですらビミョー、スペイン語・ロシア語になるとゼロです。
こういうマイナー言語(?)の辞書に限って使用頻度が高いので、スペイン語・ロシア語は手放せません。

 

瞬発力と機転が求められる同時通訳などは、仕事やと電子辞書を使っている人が多いけど、うちはのんびりリーマン翻訳やからアプリで十分対応可能。
おまけに、アプリやと常に新語をバージョンアップしてくれるので、辞書がどんどん進化していくメリットもあります。
せやから、外国語をどっぷり勉強したい人は、iPhoneという選択肢も全然アリです。

 

②アンドロイドで一度ひどい目に遭っている

実は4年前に一度iPhoneからAndroidスマホにしたことがあります。
当時最先端だったXperiaだったのですが、画面をフリックする時の、なんというか「もっさり感」がもう(以下自粛
タップしても、iPhoneより反応が1秒くらい遅い。なんやねんこれは。
iPhoneみたいにサクサクっといかへんのか!!と非常にストレスでした。

後で知ったんやけど、iPhoneのフリック時のサクサク感って、あれ特許やったんやな。それをパクってアップルに訴えられたのが、かの某国の某スマホだとのこと(ドコモの人いわく)。
当時のその某スマホをいじってみたら、全く違和感なかったのはそのせいやったのか!?

 

結局、3ヶ月くらいでiPhoneに戻ってしまいました(笑)

 

今のAndroidは、その点かなり改善されているみたいやけど、あの時のAndroidPTSDがまだ完治しておりませぬ。

 

しかし、Androidにしようかという悪魔か天使のささやきは、この登場によって解決しました。

 

 

続きを読む

こんなに違うの!?日本語と中国語で意味が違う単語

日本語と中国語の違い

 

以前、ブログで日本語と中国語で同じ漢字を書いても意味が違う、ということを書きました。

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

この記事では、日本語と中国語の漢字の熟語の意味はほとんど同じと書いたのですが、「一部を除いて」とも書きました。
今回は、その「一部」を一部紹介します。別にダジャレじゃありません(笑)

日本語と中国語で、同じ漢字を書いて意味が違う割合は、暇人・・・もとい偉い学者が調べた結果によると1.7%なんだそうです。

1.7%なら、ぶち当たる確率は交通事故並みですが、ここぞという時に当たったりもするんですよね(笑

 

今回は、そのぶち当たりそうかつ日本人が誤解しそうな単語を中心に、日本語と中国語で全く同じ漢字を書いても、意味が全く違うものを紹介していきます。

 

続きを読む

淡路島にかつて鉄道があった!淡路交通鉄道線洲本駅【昭和考古学】

洲本に残る昭和の跡

 

休みの日に洲本近辺を散歩していると、ふと古い看板を見つけました。

なんだかレトロだね~、昭和だね~と写真を撮ろうとしたら、そこに書かれている文字が目につきました。

 

洲本駅前給油所

 

「洲本駅前」

看板はかなり風化し、文字はほとんど消えかかっていますが、たしかに「駅前」と書かれています。

さらに、その近くにあるガソリンスタンドの店名も、

 

ENEOS(エネオス)洲本駅前店

 

ENEOS 洲本駅前店」

 

上を見上げると、

 

洲本駅前の表示がある電柱

 

電柱にも「駅前」という表示が。

 

ご存知のとおり、淡路島には鉄道はありません。が、「駅前」がある以上、そこに必ず「駅」があったはず。

その場でググってみると、また一つ歴史を発掘しました

 

 

続きを読む

蒋介石像の破壊-ショービニスムの危険性

前回、2回に渡って台湾の八田與一氏の像が破壊された事件を記事にしました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

まだ首は見つかっておらず、現在警察がダムの底を捜索しているのですが、報道は沈静化してやれやれ・・・と思っていた矢先、今度は台北にある蒋介石の像が「斬首」されるという事件が発生しました。

せっかく今週から、ゆっくり「昭和考古学」を書こうと思ってたらこれか。

 

www.sankei.com

 

この像切断事件は、「台湾建國工程隊」という、台湾独立を主張する組織が犯行声明を出しています。

日本のマスコミは、産経以外は「八田與一像破壊への報復『か』」と書いていますが、「か」ではなく彼らは「報復です」と犯行声明を出しています。中国語に自信がないのか、ソースに自信がないのか、新聞が「か」とぼかす根拠を教えて欲しいわ(笑

 

台湾建国工程隊による蒋介石像切断

 

彼らの犯行声明によると、

「お前ら(中国人)は台湾人が敬愛する八田與一氏の首を斬った。言語道断である。よって我々は『日本軍士官石岡一郎』の首を斬る。この首は八田氏の鎮魂のために捧げる」

(現地新聞に掲載されていた犯行声明を意訳しました)

 と蒋介石の像を切断した理由を、「目には目を、歯には歯を」だと説明しています。

ここに書かれている『日本軍士官 石岡一郎』とは誰か。これも日本語で検索しても出てきません。

これは台湾では蒋介石は日本留学時代、『石岡一郎』という日本名を名乗った」という風説なのですが、学術的には確たる証拠はありません。台湾版都市伝説のようなものです。

 

犯行を行った「台湾建国工程隊」とは何者なのか。

現地サイトや香港のサイトまで調べてはみたのですが、詳細は出てこずで、如何なる組織なのかはわかりません。少なくても日本語では全く出てきません。

しかし、少なくとも四つのことがわかりました。

  • 「台湾建国」を旗印にした独立派
  • 蒋介石・国民党を「二二八事件で台湾人を虐殺した殺人鬼」とみなしている
  • 台湾にあるすべての蒋介石像の首を切り落とすと宣言している
  • 八田氏の像の首を切断した「中華統一促進党」や「中華愛國同心會」とは水と油、思想的に真逆

 

過去の現地のニュースを掘り出してみると、「台湾建国工程隊」が起こした蒋介石

損壊事件は今回だけではありませんでした。

少なくとも、今年3月に二件の「斬首」事件を起こしています。

続きを読む

台湾映画『海角七号』と、ある物語

映画を見ない人が『海角七号』を見てみる

 

映画が好きな人は多いですが、私は映画は滅多に見ません。

どっちかというと社会・歴史ドキュメンタリー系が好きで、NHKスペシャルやCSのディスカバリーチャンネルなどは、睡眠時間を削ってでもかじりついて見るのですが、映画は不思議と見ません。映画館に行くのも、3~4年に一回くらいですし。

 

そんな私が、久しぶりに映画を見てみました。

といっても、映画館に行ったわけではありません。そもそも淡路島には映画館がないようです。淡路島の人は、映画だったら橋渡って神戸や徳島まで行けばいいというのと、DVDやネットの普及でかつてあった映画館は閉館してしまったようです。

 

海角七号

そんな私が見た映画は、台湾の海角七号 君想う、国境の南』というもの。

 

www.youtube.com

 

最近の映画なのかなと思ったら、2008年上映だからもう9年前の映画だったのですね。さすがは超映画オンチ、全然知らなんだ。

この映画は、結果的には台湾映画史上最高収益を挙げ、外国映画を含めてもタイタニックに次ぐ2位の記録に就いたそうです。

 

この映画のあらすじはWikipedia先生にお任せするとして、全体的には台湾臭さが全面に出たドタバタコメディーという感じです。セリフも台湾語に北京語に日本語と、かなり忙(せわ)しい。

そこに日本統治時代と現代、日本人と台湾人の恋物語が、『海角七号』という謎の住所に宛てた日本からの手紙と共にリンクしてゆく・・・という感じですが、ラブストーリーと思ったらハズレだし、かといって100%コメディと思って見ても中途半端にラブストーリーが絡む。

 

なんでこれが台湾映画史上最高の動員数を稼いだの?と思いました。映画オンチの私でも、全体に粗削りだなーと。そう、ラストシーンを見るまでは。

 あらすじをWikipedia先生に丸投げしていることからわかるように、続きは映画のレビューじゃございません。

 

続きを読む