昭和考古学とブログエッセイの旅へ

昭和の遺物を訪ねて考察する、『昭和考古学』の世界へようこそ

【後編】神戸駅-繁華街の賑わいのあと【昭和考古学】

 前編は、海運と陸運(鉄道)という観点から神戸駅を見てきました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

後編は神戸駅を取り巻く神戸の繁華街の歴史を取り上げてみようと思います。

 

神戸という街は、左を向けばすぐ山、右を向けばすぐ海という、世界でも珍しい地形の街であります。さらに天然の要港とくれば、世界でもそうそう見つかりません。

神戸の海側を見てみると、すぐそこにはハーバーランド・・・ではなく昔は貨物駅がありました。

 

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神戸駅の南口すぐ前に「湊川駅」という貨物駅がありました。現在ある神戸電鉄湊川駅とは全くの別ものです。

今の貨物駅は、乗客を扱う駅とは別の位置にあることが普通になっています。が、鉄道黎明期にはそんな区別もなく、旅客も貨物もすべて同じ構内で取り扱っていました。
時代が進みそれでは駅がパンパンになって業務に支障が出始め、旅客駅と貨物駅と分けることになりました。
神戸駅も昭和3年(1928)に旅客と貨物を分離、隣の敷地に出来た「貨物用神戸駅」が湊川駅でした。また、そのすぐ横に港があり船から下ろした貨物をすぐに貨物列車として運べるように、港と駅が直結していました。湊川駅の場合は、横に川崎重工業の工場がありました。そこへ線路が引かれ製品の貨物輸送のターミナルも担っていました。

湊川駅は貨物輸送がトラックに移り利用価値もなくなり、1985年に廃止になりますが、その跡に作られたのがハーバーランドです。ハーバーランドの敷地を見ると、湊川貨物駅がいかに大きかったか、わかると思います。

 

 

 反対の山側を見てみましょう。

神戸駅に実際に行って、ふと思ったことがあります。

 

神戸駅北口

 

昭和の重厚的な建物、つまりメインゲートは北口の方ですが、

 

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南口はまあ、普通っちゃふつう。

 

なぜこれだけの「差別」(?)があるかと考えてみると、南口はハーバーランドが出来る前は一面の貨物ヤード。それ以外には何もない。したがって南口を使う人なんていなかった。いや、そもそも南口なんて昔はなかったはずです。

 

それだけと言えばそれだけなのですが、じゃあ何故北口に駅舎ができたのか?

作りたかったから。。。まあ、そう言ってしまえばおしまいですが、それなりの理由があるはずです。

 

 

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中国の幽霊-霊感ゼロの私が唯一「何か」を感じた話

今週のお題「ちょっとコワい話」

 

霊の存在を肯定したくて心霊スポットを巡った話 - AzuYahi日記

 

今日は、はてなのお題と他記事言及のダブル、二段構えです。

だからといってどうということはありません(笑

 

中国の幽霊

言及先のAzuYahiさんは、数々の心霊スポットを巡った経験から、幽霊はいないという派です。

私も、幽霊はいないという派に属します。だって見たことがないから。 

 でも、心霊写真は怖いという困った人種でもあります。

 

この話でふと頭の中をよぎったのが、あの上岡龍太郎

 

上岡龍太郎

 

大のオカルト嫌いだった彼は、特に幽霊話を極端に嫌っていました。幼いころ、ガンで倒れた母親に自称霊能者や宗教関係の人たちが群がり、食い物にしたトラウマからだそうですが、その証拠(?)に、幽霊(を信じる人を含む)には情け容赦ない。素人でも公の電波で口の公開処刑。しかし、妖怪などの民間伝承には極めて寛容でした。

幽霊を信じる人や霊能者などの理屈には、それ以上の屁理屈で返していましたが、

 

「私は京都で生まれ育ったけど、京都なんて応仁の乱だけで何人死んだと思ってるんや?霊がおるんやったらそこら中に(応仁の乱で死んだ怨霊が)おるはずやで。私は一度も見たことないけど、それはどう説明するんや?」

 

「広島で阪神タイガースの)バースがホームラン打てるってどういうことや?広島の原爆で亡くなった人らが、なんでアメリカ人にホームラン打たせるんや?おかしいやろ!

それ以前に、なんでアメリカ人やカナダ人が広島に住めんねん?(霊能者の理屈やと)呪い殺されるやろ!」

(※上岡理論を今風に言うと、広島カープエルドレッドはホームランを一本も打てず、ジョンソンは沢村賞なんて絶対取れない理屈になる)

 

彼の「芸」である一流の屁理屈のオンパレードですが、この屁理屈がそれはそれで筋が通っていたから大好きでした。

 

基本的に幽霊は信じない私、しかし宇宙人はほのかぁ~~に信じています(笑

 

きっかけは、小学校3年生の頃。

一人で夜道を歩いていると突然空から青白い光が現れた瞬間、気づいたらどこかの乗り物の中に。

目の前には青い服を着た、人間のようで明らかに人間ではない、目だけが大きい異様な生き物が数人、僕を待ち構えているように立っていました。

 

なんてことは決してありませんが、私が宇宙人の存在を0%から0.01%ながら信じるようになったきっかけは。

 

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これです!

仁徳天皇陵?なんでやねん (x_x)ヾ(-_-;)

 

知らぬ者はいないエジプトのピラミッドですが、ピラミッドがなんで宇宙人につながるのか。

現物を目の前で見たらわかります。

これ、人間の手で作り上げるのは無理やろ! 

無理無理無理絶対無理!!

 

ギザのピラミッドの現物を見たことがある人なら、あの予想以上のデカさと精巧さに驚くはず。

写真だけを見ると、ピラミッドの1段は大した高さではなさそうですが、実はけっこうデカい。階段みたいにヒョイヒョイではありません。1段ずつよっこらしょっとと「よじ登る」。ピラミッド一段平均のデータはないですが、私の感覚では平均1mか1m20cmくらい。身長が低い人(150cm台前半)はたぶん登れません。高くなるほど一段の高さも高くなるので、頂上まで登れと言われたら・・・命がけのロッククライミングです。実際、突風にあおられて落ちて死んでいる地元の人も、けっこういるようなので。

 

ギザのピラミッドの完璧さは、初期のピラミッドの現物を見てみると明らか。

ジェセル王のピラミッドなど、初期ピラミッドは作りが甘々で、まだ人間が作ったなという粗雑さがあります。しかし、クフ王のは断じて人間が作り得たものではない。中も含めて人間臭さが、いろんな意味で全くないのです。すべてが完璧すぎるのです。あくまで建築学の素人目ですが、現代人でもこんな完璧なものは作れないのでは。

じゃあ「誰」が作ったのか。消去法で考えると・・・うーん、神様?宇宙人?というのが私の主張。

まあ、私の個人的な戯言なのでスルーして下さい(笑

 

しかし、少なくても現物を目の当たりにすると、

「『宇宙人が作った』説…これまんざらでもないかも」

と思わせるような迫力と威厳が、ギザのピラミッドにあります。

 

 

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【前編】神戸駅-寂しき幹線の終着駅【昭和考古学】

ただいま神戸市に行くと、下のようなポスターをよく目にするかと思います。

 

神戸開港150周年ポスター(神戸市公認)

 

神戸は今年で開港150周年を迎えます。

 

神戸駅近くの飲食店の開港150周年ポスター

 

街のお店もご覧の通りお祝いムード。だからといってビールと冷やし中華は安くならないようです。

 

そんな神戸の150年のうち、140年以上を見続けてきた場所があります。

 

ここから長くなるので、週末のまったりした時間を酒かお菓子を片手に、ゆっくりお付き合い下さい。

 

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中国三大竈(かまど)の話

 

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日本も本格的な夏に入り、毎日暑い毎日が続いていますが、お隣中国もやたら暑い毎日です。

 

www.afpbb.com

 

中の記事を見ていただくとわかりますが、中国内陸部の重慶ではあまりの暑さにプールの中で麻雀をやる人が出る始末。
そこまでして麻雀やりたいか!はい、やりたいそうです(笑)
それにしても、プールに入ってまで麻雀する執念がすごいわ。
目的のためなら手段は選ばぬ中国人らしい一シーンです。この執念と生命力、日本人はある意味見習わないといけないかもしれません。

 

 

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人間の死は、いつになるかわからない

あるブログ記事を見て、人の死というものはある日突然、何の前触れも予告なく、静かにやって来るものだと。
もしも、死に方程式のような法則というものがあれば、病弱な私などとっくにあの世にいないだろうし、年寄りから亡くなっていくものだろうと。

 

その記事の亡くなった方は20代後半~30代前半だったらしく、亡くなるにはまだ若すぎる。それどころか、これから人生どうするか本格的なプランを建ててゆく頃ですね。
ご冥福をお祈り致します。


これを見て、20代後半で亡くなったある友達を思い出しました。

今日は、その友達の短い人生の話を。

 

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空蝉

淡路島と明石海峡大橋

淡路島には電車がない。よって通勤は自然と車か自転車となります。近くにあれば徒歩でもいいのですが。
淡路島に来て気づいたことが一つあります。それは島民の原チャ率が非常に低いこと。
島に来る前の事前ググり調査で、淡路島には原チャがほとんど売られていないということは知っていましたが、実際に来てみると1年住んでて10台見たかな!?という程度。
それも、島ナンバーではなく他府県ナンバーだったり。いちおう大学や専門学校もあるので。
島では原チャ=不良の乗り物というイメージがある、だからみんな乗らないという書き込みもありましたが、事実かどうかはわからない。
ただ一つ言えることは、明らかにメチャクチャ少ないということです。

 

私の通勤は、来た当初は自転車でした。といってもママチャリではなく、クロスバイクというスポーツ用自転車です。
姿格好はマウンテンバイクに近いですが、街中や中距離を快適に走る重視の自転車です。
大阪に住んでいた頃は、運動がてらクロスバイクに乗ってあちこちをウロウロ、標高差がほとんどない平野部を走れば大阪市内はもちろん、大阪の南の端(岬町)までなら余裕の余裕。
気分がいいと一山越えて奈良市内まで足を・・・ではなく自転車を伸ばすこともありました。岸和田から奈良市内ってかなり遠い気がしますが、いざ行ってみるとクロスバイクでも全然行けます。ただし、夏は本当にやめておいた方がいです。油断すると脱水症状で死にます。

 

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映画『火垂るの墓』を冷酷に時代考証してみるー後編

前編では、劇中で触れていた巡洋艦『摩耶』を中心に、海軍の諸制度と絡めてアニメとの世界観の矛盾を考証していきました。

 

parupuntenobu.hatenablog.jp

 

今回の後半は、清太・節子兄妹は果たして死ぬ必要があったのか!?
という考察を広げていきたいと思います。

 

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